英語学習用リーダーから児童書へ シリーズものをおすすめする理由
英語学習用リーダーから洋書の世界に入った人の中には、児童書の壁が高く感じられると言う人がいます。そういう人には、シリーズものをおすすめします。
シリーズものをおすすめする理由は、人物などの設定に大きな変化がなく、巻を進むごとに理解度が上がるのを実感しやすいためです。児童書が読めるようになると、洋書の選択肢がかなり広がるし、英語学習用リーダーだけを読むよりも、大人向けの洋書への近道になるはずです。
The Cobble Street Cousins <1巻から6巻>
YL 3.0、総語数 1冊およそ3,000語から4,000語
両親の仕事の関係で、いとこ同士3人の女の子が、かわいらしい叔母の家に居候します。叔母さんは花屋を営むまだ若い未婚の女性。表紙からもラブリーな雰囲気は十分伝わると思います。中身は表紙のイメージを裏切らず、かわいらしく、心温まるストーリーです。特に女性におすすめしたいシリーズです。いかにも女の子らしい、かわいい表紙の洋書を持っているだけでも私はハッピーな気持ちになれました。
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Marvin Redpost <1巻から8巻>
YL 3.5、総語数 1冊およそ4,500語から8,000語
小学生の男の子Marvinと家族や友人、先生たちが繰り広げる心あたたまるストーリーです。ユーモアたっぷり、いたずらもあり、ちょっぴり悲しくて、そしてあたたかい。大人も共感・感動できる、優れた作品です。読んだ人の評価がとても高いこのシリーズ、著者は『Holes』のLouis Sacharです。ファンが多い作家さんですね。
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A to Z Mysteries <1巻から26巻>
YL 3.5、総語数 1冊およそ7,000語から9,000語
元気な小学生3人が主な登場人物です。毎回、何かしら事件や騒動が起きます。そのたびに3人が解決に乗り出すというストーリーです。大人向けの本格ミステリーには及びませんが、それでも十分に謎解きに参加しながら読む楽しさはあります。登場人物はみんな個性的で、ストーリーもユーモアたっぷりなんですよ。Aから順にZまであるタイトルを見るのも楽しいです。続編も出版されています。
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Sarah, Plain and Tall <1巻から5巻>
YL 4.0、総語数 1冊およそ8,000語から15,000語
アメリカの大草原で、厳しい自然と向かい合って暮らす父と二人の子ども。お母さんは下の子が生まれてすぐに他界したのです。そんな家族のもとに、新しいお母さんが来ることになりました。ここから物語は始まります。日記風に書かれたストーリーは、どの巻も深い感動を与えてくれます。家族愛の形を、様々な角度から見せてくれます。私はこのシリーズで号泣しました。CDも別売りであります。