おすすめ洋書Marvin Redpostシリーズ全巻

大人が読んでも感動する おすすめの洋書 Marvin Redpost シリーズ

絵が好みではないからといって、食わず嫌いしていると損します(笑)。このシリーズを大人に紹介すると、はじめは気が進まなかったという人が結構います。ところが一人残らずMarvin Redpost シリーズの大ファンになる洋書シリーズです。Marvinくんという男の子が主人公の物語です。*現在、以前のイラストレーターのものと今のイラストレーターのものが混在しているようです。

おかしくて笑っちゃうシーンや、ちょっと悲しいシーン、思わず涙腺がゆるむ感動のシーンもあります。著者はあの有名な『Holes』のLouis Sacharです。ユーモアにあふれ、子どもの心理を巧みに表現。さすがと言わざるを得ない構成。Louis Sacharの作品が、どれも大人気なのも納得できるでしょう。英語のレベルはそんなに高くないので、児童書デビューに丁度いいかもしれません。自信を持っておすすめします。

本の表紙画像をクリックするとアマゾンで購入できます。お気に入りを見つけたら、忘れないうちにご購入を。

Marvin Redpost シリーズの紹介

『Kidnapped at Birth?』
YL3.0、総語数5,209
Marvinは小学生の男の子。家族は全員茶色の髪に茶色の目なのに、Marvinだけ赤毛に青い目なのです。ある日、ニュースで生まれた日にさらわれたRobert王子のことを知りました。なんと王子は赤毛に青い目をしているというのです。Marvinはもしや自分が・・・と思います。普通なら、家族に話したら「何言ってんのよ、ばかね」で終わるのかもしれませんが、意外や意外、家族に話してみるとさらに真実味を帯びてしまうという展開に。Marvinと家族の心あたたまる会話を楽しんでください。
『Why Pick on Me』
YL3.0、総語数4,631
Marvin Redpostの第2巻です。学校でMarvinはいじめにあってしまいます。いじめっこがMarvinに「鼻をほじくっていただろう」と言うのです。その日からMarvinの人生は暗転。友だちからも避けられるし、先生もいじめっ子のいうことを信じるのです。とうとう通知簿にも鼻をほじくっていたことが書かれてしまいます。Marvinは家族に真実を打ち明けます。もうそうするしか道はなかったのです。家族の対応がどうだったのか、気になるところですよね。ぜひ読んでみてください。勇気がもらえます!
『Is He a Girl?』
YL3.0、総語数6,119
自分の肘にキスをすると、男の子は女の子に、女の子は男の子になるという話を耳にするMarvin。なんだかちょっと試したくなり、やろうとしますがなかなか届きません。ところがあるハプニングで唇に肘があたってしまいます。するとどうでしょう・・・Marvinは何かを感じたようです。顔つき、声、思考・・・まさか本当に女の子になったんじゃ・・・!焦るMarvinが面白いです。
『Alone in His Teacher’s House』
YL3.0、総語数6,698
Marvinは担任の先生が1週間留守をする間の、老犬の世話を頼まれました。責任感があると見込まれたMarvinははりきります。しかし先生が不在になってから、老犬が食べ物を口にしなくなります。心配になったMarvinは獣医さんを訪ねます。そして次第に情も移り、熱心に老犬を世話するのでした。ところが予期せぬことが起こります。読者も驚きの展開に、絶句するかもしれません。この巻が最も感動した、という声が多いです。
『Class President』
YL3.0、総語数5,845
スゴイ設定です。Marvinの学校に、大統領がやってくるのです。そればかりかテレビ局も来るというのですから、すごい緊張ですね!大統領は教室に入り、子どもたちと気さくに話します。Marvinは気の利いた質問を考えていましたが、あろうことが前の級友が同じ質問を・・・!アメリカの子どもって、みんな自分の個性を大切にしている感じがします。同じ質問です、ということは言いたくないMarvin、焦る焦る。さて、いったい何を質問するのでしょうね。
『A Flying Birthday Cake?』
YL3.0、総語数7,249
親友のお誕生日会の日、友人宅の庭で友人と一緒に寝袋に入って寝ていました。その夜遅く、夜空に光る物体が飛んでいるのを目撃するMarvin。見たのはMarvinだけ。まるで空飛ぶバースデーケーキのようだと思うのです。翌朝、学校には転校生が。Joeというその転校生は一風変わった子ども。いじめの標的になります。Marvinは鼻ほじくりの件でいじめにあってつらい思いをした経験から、Joeに優しく接します。彼を家に招待しましたが、トンチンカンな応答に、両親も不審がります。ちょっと空想的な匂いのするお話です。
『Super Fast, Out of Control!』
YL3.0、総語数7,350
友だちと遊んでいるときに、坂の勾配が尋常でないほど急な”Suicide Hill”を自転車で下ろうという話しになってしまいました。買ってもらったばかりのマウンテンバイクは立派ですが、Marvinはそんな恐ろしいことはまっぴらごめんです。何とか都合をつけてやらずにすむ方法を見つけようとしますが、そう都合よくはいきません。話しが決まってから実行日までの1週間、Marvinの心は大揺れです。人生で困難に陥ったときどうすればいいのか、大人も共感できるところがたくさんあって面白いです。
『A Magic Crystal?』
YL3.0、総語数7,962
Marvinの隣の席のCaseyという女の子の家に遊びに行くことになりました。CaseyはMarvinに、願いがかなう魔法のクリスタルを見せてくれました。半信半疑のMarvinは、この後Caseyと口論になってしまいます。魔法のクリスタルを握って、Caseyがしゃべらないようにと願います。すると不思議なことにCaseyがしゃべらなくなります。初めは嫌がらせと思っていたMarvinでしたが、様子がおかしいのです。Marvin Redpostの最終巻、最後はめちゃくちゃ素敵でカッコいいMarvinを見ることができます。
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