8月のおすすめ洋書 2016年

2016年8月に読んだKindle洋書と紙の洋書から、特に面白かったものをピックアップしました。
英語初心者向けから中級者向けまで、レベルはいろいろ。ジャンルもいろいろです。実際に私が読んだ中から、読みやすい英語表現とストーリーの面白さで★★★★☆以上の評価をつけた洋書だけを選びます。

本の表紙画像をクリックするとアマゾンで購入できます。お気に入りを見つけたら、忘れないうちにご購入を。

注意:「YL●●●」は絶対的な基準ではありません。参考程度にお考えください。また、総語数できりのよい数字のほとんどは概算です。

YL0.0-1.0 英語が苦手でも、少しずつレベルを上げれば大丈夫

このレベルの英語はとても易しいので、0.3ぐらからなら苦手な方でも読めるはずです。一番大事なのは、「読もう」「読みたい」とい気持ちです^^

『Merry Christmas, Little Hoo!』 Kindle洋書
YL0.3、総語数180
クリスマスイブの夜、フクロウのHooは耳を澄まします。あ!そりの音?サンタさんが煙突から入ってくる音?いいえ、お父さんとお母さんは違うといいますが・・・?かわいいフクロウのHooシリーズです。
『The Sound』 Kindle洋書
YL0.4、総語数105
耳の大きなうさぎさん、部屋で寝ていると窓の外から何か音がします。いったい何の音?音から広がる想像の世界がなんとも愉快。
『My Yellow Umbrella』 Kindle洋書
YL0.5、総語数228
素敵な黄色い傘。いつでもどこでも黄色い傘が手放せません。おしゃれなイラストが楽しい絵本です。
『The Family of Fourteen Go Picnicking』 紙の洋書
YL0.6、総語数280
ある晴れた春の日、絶好のピクニック日和になりました。みんなでお弁当や水筒の準備をして、しゅっぱーつ!子ども達にとってはどんなことをしても、どんな場所も遊び心いっぱいです。
『The Family of Fourteen And the Moon』 紙の洋書
YL0.6、総語数290
ネズミの大家族。小さいネズミも一生懸命大きな木を上っていきます。どんどん、どんどん上へ上へと登っていきます。いったい何をしに、どこまで登るのでしょうか。高く上ったところで、何か作り始めました。準備が整い、息を呑むほどの美しさを堪能する野ネズミたち。絵本の色使いも素敵でした。
『The Family of Fourteen Grow a Pumpkin』 紙の洋書
YL0.6、総語数320
かぼちゃの種を撒くことになりました。本当に芽は出るの?種って本当に生きているの?ネズミ達の願い通り、芽がでました。葉っぱはどんどん成長し、花が咲き、実をつけ始めました。ネズミ達は懸命なお世話を続けます。
『Sammy the Sea Cow Loses His Way』 Kindle洋書
YL0.6、総語数482
マナティの子どもSammyは、迷子になっているヒトデを助けてあげようと思います。けれどSammyはこの間お母さんに遅い時間に帰って怒られたところ。少し考えて、やっぱり困っているヒトデを助けることに。幸いヒトデは家族と再会。すると今度はSammyが迷子になってしまいます。
『The Little Red Hen』 Kindle洋書
YL0.8、総語数354
日本語のタイトルは『ちいさなあかいめんどり』。昔話です。めんどりは働き者。小麦の種を撒いて育てて収穫しますが、友達のアヒル、犬、ネコは手伝ってくれません。めんどりは収穫後、パンを作ります。そのパン作りも手伝ってくれませんでした。それなのに食べるときになると・・・。
『Discover Volcanoes』 Kindle洋書
YL1.0、総語数230
火山、溶岩などの英語を、易しい英文とダイナミックな写真で学べます。火山学、火山学者という言葉もあるのですね。

YL1.1-2.0 幼稚な内容ばかりではありません

大人はあまりにも簡単な英語を敬遠しがち。けれど英語が簡単だから内容が幼稚だとか稚拙であると思い込むと大損します。たとえ幼稚であったとしても、その中には大人の英語学習では到底出会わないような、超シンプルな言い回しや、子どもに対して使う表現の宝庫です。

『My Hiroshima』 紙の洋書
YL1.4、総語数2,755
日本人女性が自ら体験した、ヒロシマの原爆について書いたストーリー。戦争が激しくなってからの生活の変化、原爆が落とされたときの様子が、わかりやすい英語で読みやすかったです。
下記リンクから、PDFで読むことができます。(無料)
リンクMy Hiroshima
『The Gawky Giraffe』 Kindle洋書
YL1.5、総語数705
キリンのGertieは、他のキリンとは違っていました。他のキリンよりもとても背が高かったのです。そのことでキリンの子ども達にいじめられて、友達は一人もいませんでした。とても悲しい思いをしているGertieに、お母さんは優しく声をかけます。勇気をもらえる物語。
『THE MONKEY WHO COULDN’T MAKE UP HIS MIND』 Kindle洋書
YL1.6、総語数783
お腹のすいたおさるさんが、ジャングルの中のリゾートホテルにあるダイニングルームへ入っていきました。1つのお皿には1種類の食べ物しかとれません。うーん・・・おさるさんは目にする食べ物をお皿にとり、次の食べ物を見てはその食べ物と交換し・・・を繰り返します。
『Discover Surfing』 Kindle洋書
YL1.8、総語数1,255
サーフィンの起源はご存知ですか?サーフィンをしない人でも、興味を持って読めるような内容です。サーフボードの材質や形、めずらしい標識などが紹介されています。
『The Halloween Play (Strawberry Shortcake)』 紙の洋書
YL2.0、総語数1,395
登場人物が甘くて美味しいお菓子の名前ばかりで、読みながら甘いものが食べたくなります。ハロウィンのお話し。友達が集まって、今度のハロウィンで何をしようか話し合っているうちに、仲間割れ。真っ二つに分かれてしまい、それぞれがやりたいことを進めて行きます。

YL2.1-3.0 今回該当なし><

今回は★4つ以上でおすすめできる洋書には、出会えませんでした。来月に期待!

YL3.1-4.0 名作古典はねらい目

ある程度のレベルが読めるようになると、古典もおすすめです。多読にかかるコストダウンばかりを重視していると、次第にくたびれてきます。読んで心に何か感じるものに出会う喜びこそ、多読の醍醐味。Kindleでは無料になっていたり、1円から100円ぐらいで名作が読めることも。ただし、あまり無理をしないことです。英語をどんどん読む基礎体力がない間は、長編を読むと辛いだけです。今回紹介するのは短編です。

『The Tale of Benjamin Bunny』 Kindle洋書
YL3.5、総語数1,100
Benjamin BunnyはPeterのいとこ。Peterがマグレガーさんの畑でつかまりそうになったあの日の後のお話です。マグレガーさんが外出したのを見て、Benjaminはまた畑に行こうとPeterを誘います。二人は好き勝手にマグレガーさんの庭を歩き回ります。悪戯好きの二人に、帰り道でピンチが訪れます。Benjamin Bunnyのお父さんも登場します。お父さん、かなり強いです。

YL4.1 以上 少し長い物語

「英語をどんどん読む基礎体力」という言葉を上に書きました。この意味は、英語を読むことがストレスに感じないで、長時間大量に、母国語のように読んでもさほど疲れない力のことを言います。英語を読む基礎体力ができてきたら、語数が1万語超えるものもおすすめです。

『The Angel Knew Papa And The Dog』 Kindle洋書
YL4.2、総語数10,300
女の子はお父さんが作ったログハウスに、お父さんと一緒に住んでいました。お母さんは女の子が生まれてすぐに死んだのです。そこに住んで6年。あるとき、見知らぬ犬が一時期住み着いたことがありました。その後川が氾濫して、家が流されてしまうほどの洪水。お父さんは水に流されてしまいました。水に沈みゆく家に残ったのは、ロバと女の子。あのときの犬、謎の女性、天使。女の子とお父さんの運命が大きく変わっていきます。

来月もおすすめ★4以上を紹介していきます。お楽しみに!

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