12月の英語多読 おすすめの洋書 2015年

今年最後の英語多読 おすすめの洋書。12月も終わりに近づいてきました。いつもよりも更新が遅くなりました。来年もできるかぎり毎月続けます。

12月のおすすめ洋書。英語初心者向けから中級者向けまで、レベルはいろいろ。ジャンルもいろいろです。Kindle洋書と紙の洋書を紹介しています。実際に私が読んだ中から、★★★★☆以上の評価をつけた洋書だけを選びます。

本の表紙画像をクリックするとアマゾンで購入できます。お気に入りを見つけたら、忘れないうちにご購入を。

注意:「YL●●●」は絶対的な基準ではありません。参考程度にお考えください。また、総語数できりのよい数字のほとんどは概算です。

YL0.0-1.0 子どもと一緒に楽しめそうな洋書絵本

クリスマス絵本も何冊か選びました。子どもから大人まで楽しめる洋書絵本。「知っているあのことを英語で」は、大人でも勉強になりますね。

『A Merriment of Children』 Kindle洋書
YL0.2、総語数77
クリスマスのワクワク感、イブの夜の静けさが伝わってくる詩。幻想的なイラストに魅せられます。
『Merry Christmas, Little Hoo!』 Kindle洋書
YL0.5、総語数181
小さなフクロウ、Little Hooは、クリスマスイブの夜、物音が気になります。あ、あの音は何?トナカイが歩く音?あ、あの音は?ソリの音?あの音は?あの音は?想像を膨らますHoo。実際は何の音だったのでしょう?絵が可愛らしくて、人気のある絵本です。
『The Little Blue Digger』 Kindle洋書
YL0.5、総語数281
工事現場で働く車達。その中に小さな青い車両がありました。他の大きな工事車両のように働きたいのに、仕事がありません。しょんぼりと走っていると、仲間の危機に遭遇します。自分にもできること・・・と考えて行動したら・・・。小さな子ども向けの洋書絵本ですが、日常生活によく使う単語や、工事車両の簡単な名前が覚えられます。易しい表現でこんなことが表現できるという気づきがあるでしょう。
『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See ?』 紙の洋書
YL0.5、総語数193
単調なリズムに乗せて、パラパラとページをめくっていくと、最後に全体像がわかります。エリック・カールの色彩豊かなイラストは子どもたちが大好きです。
『Daddy, Help me get dressed!』 Kindle洋書
YL0.6、総語数318
まだまだ甘えん坊のDanny。お母さんにお風呂に入れてもらい、お父さんに服を着せてもらいます。「お父さん、お着替え手伝って」というDanny。お父さんの意外な対応にDannyは?どちらがconfuseしてるのかな?面白いやりとりでした。
『Bees Like Flowers』 Kindle洋書
YL0.8、総語数223
ミツバチのことを、とても簡単にまとめています。未就学児向けなので、絵もかわいいです。幼児のいる家庭なら、必ずといってよいほど話題になる内容で、このあたりの語彙も固めたいところ。
『Travelling Seeds』 Kindle洋書
YL0.8、総語数253
おいしそうな洋ナシの実が、どのようになってその実の中にある種が芽を出すのか、簡単なストーリーで示しています。これも日常生活によく使う単語ばかり。絵があるので辞書を引かなくてもある程度察しがつくので、楽しく読めます。
『A Cloud on the Ground』 Kindle洋書
YL0.8、総語数415
ある日、地面に雲が落ちていました。空から落ちてきたの?空に戻してあげたほうがいい?それならどうやって?と子どもの自由な空想が始まります。わかりやすい説明とは対照的な、子どもの奇抜なアイデアが面白いです。
『The Little Blue Digger and the Christmas Tree』 Kindle洋書
YL1.0、総語数267
小さくて青いショベルカー(The Little Blue Digger)のお話しです。シリーズになっているようです。クリスマスが近づき、クリスマスツリーを飾ろうということになりました。みんなは工事の仕事を終えて準備に取り掛かります。ところがちょっとしたアクシデントが。易しい単語ばかりで書かれています。
『Five Birds on a Wire』 Kindle洋書
YL1.0、総語数179
Kiskadeeという、身体が黒、白、黄色のかわいい鳥の歌声に、優しく吹く風やそよぐ葉、空から落ちてくる雨粒に鳥たちが翼を羽ばたかせて踊る様子を、女の子が素敵な詩に乗せてうたいます。

YL1.1-2.0 気分転換に洋書を読むのも悪くない

できるだけいろんなジャンルから選びました。幼稚すぎない内容の洋書。

『The Nature Book』 Kindle洋書
YL1.2、総語数400
美しい自然、厳しい自然の写真が豊富にあります。英文での説明は簡潔で、使われる語彙はとても易しいです。幼すぎない内容で、大人でも十分楽しめます。

『Getting Along with Each Other』 Kindle洋書
YL1.2、総語数927
動物達が水飲み場に集まってきました。するとそれぞれが、狭いからあっち行ってと言うのです。どこへ移動しても、誰かが狭いからあっちいってと言うので、行き場がなくなってきました。そんなとき、ある言葉を聞いてハッと気がつくのです。教訓交じりの楽しい洋書絵本です。子どもにもおすすめです。
『Santa’s (Zany, Wacky, Just Not Right!) Night Before Christmas』 Kindle洋書
YL1.3、総語数780
サンタさんがイブの夜、そりに乗って子どもたちの下へ向かうときのこと。衣装が赤と白ではなく、紫と白になってしまいました。もう時間がないので、その服で出かけたのですがおかしなことばかり起こります。優しい絵に癒されます。
『Aunt Eater Loves a Mystery』 紙の洋書
YL1.4、総語1,320
ミステリーが大好きなアリクイのちょっと笑えるお話です。1冊に4話収載。短いストーリーの中で、必ず小さな事件が起きます。ミステリー好きのAunt Eaterの行動が面白いです。心穏やかに読める1冊。

『Fun Fact about Egypt』 Kindle洋書
YL1.5、総語800
古代エジプトの神秘を洋書で。とても読みやすい英語なので、今ある知識を持って読めばかなり楽に読めると思います。写真も豊富で、本文以外に写真の説明文もあって、そちらも興味深いです。
『Green Eggs and Ham』 紙の洋書
YL1.5、総語756
Sam-I-amが緑の卵とハムを持ってきて、食べてみろと薦めます。何度断っても何度も薦めます。家(house)の中で、ネズミ(mouse)と一緒に、箱(box)の中で、キツネ(fox)と一緒になど、しつこく薦めますが、根気強く断り続けます。英語の音が愉快なので、音読すると楽しいですが、まずは朗読CDを聞くといいかも。リズミカルな掛け合いが面白いです。
『The Rain Boat』 Kindle洋書
YL1.6、総語680
ある雨の日、お兄ちゃんに折り紙のボートを作ってもらい、家の前にできた水溜りにボートを浮かべます。水溜りは雨のために川のような流れになっています。小さな男の子の冒険が始まりです。
『Three Little Pigs』 Kindle洋書
YL1.6、総語865
『3びきのこぶた』の物語です。知っている話を英語で読むと楽なので、おすすめです。どんなお話だったか忘れた人も、読みながら思い出すかも。3匹の子ブタがそれぞれに、違う材料で家を建てます。そこへオオカミがやってきて、中にいるブタを食べるために家を壊しにかかります。
『The Adventures of Mouse Deer』 Kindle洋書
YL1.8、総語数1,750
Mouse Deer という、とても知恵のある動物のお話しです。短編3話あり、いずれもMouse Deerよりも強そうな動物を、最後にはうまく騙し、Mouse Deerは危機を脱します。物語の前にあるAbout the Storyを読むと、Mouse Deerは実在する動物だとわかります。また、なぜこのように描かれているかもわかり、面白いです。
『Chocrotes and the World Without Question』 Kindle洋書
YL2.0、総語数2,260
そこはニワトリの国。1羽の力を持った邪悪なニワトリが、国を治めていました。その国では質問をすると罰せられるのです。生まれたばかりの雛は、知りたいことだらけで、両親に質問を浴びせます。親鳥は仕方なしに雛に質問をしないようにしつけるしかないのでした。自由なんてありません。そんな国で、一羽の若鶏が立ち上がります。

YL2.1-3.0 勘違いが引き起こす面白ストーリー

すみません。今月もこのレベルの高評価は1冊だけでした!

『Amelia Bedelia』 紙の洋書
YL2.5、総語数1,036
シリーズ化しているAmelia Bedeliaの第1作目です。Rogersさんの家にお手伝いとして雇われたAmelia Bedelia。奥さんのメモに書かれている仕事を次々こなしていくのはいいけれど、ち・・・ちょっとそれでいいの?とハラハラドキドキしてしまいます。絶対に違う~!ということでも、やってしまうAmeliaがとても面白いです。レモンパイがやけに美味しそうです。

YL3.1-4.0 ストーリーが深くなってくる洋書に挑戦しよう

ところどころに挿絵がある程度のチャプターブック。字ばかりですが、その分英語でのイマジネーションが膨らみます。

『The Christmas Present』 Kindle洋書
YL3.7、総語数9,280
お母さんとGabriel、二人で過ごすクリスマス。Gabrielは家を一人飛び出します。クリスマスなんて嫌い。サンタなんていない。街中や窓越しに見えるきらびやかなクリスマスに比べて、自分の家のさびしいクリスマスが嫌で仕方がないのです。Gabrielの足は、お父さんが新しい家族と暮らす街に向かっています。あそこに行けば、愉快な気持ちになれる気がして。誰にも見つからないように・・・。見つかると家に連れ戻されそうで。すると森の中からGabrielに語りかける声がしました。いったい何者?冒頭から読者を惹きつける文章。家族のあり方について、子どもの目線から感じさせてくれる物語でした。

YL4.1 以上 イラストに魅せられる洋書

David Wiesnerというと、見る人を感動させるほど見事なイラストで有名ですね。壮大で繊細なイラストのファンの方は多いのでは?今回は文字がある洋書絵本を選びました。

『June 29, 1999』 紙の洋書
YL4.5、総語数395
女の子が野菜を大気圏外で育てたら、大きく育つのではないかと仮説を立てて実験開始。空へ飛ばした野菜の種が日数を経て巨大に育ち、アメリカ各地に静かに降りてきた?!女の子の実験は成功したかのように思えたが・・・TVのニュースを見ていると、ひっかかることが。この現象はいったい何なのか、女の子は考えます。奇想天外なストーリー。意外な結末が待っています。

来月もおすすめ★4以上を紹介していきます。お楽しみに!

前のページボタン多読用 次のページボタン多読用

最新情報をチェックしよう!