易しい洋書で読む アンネ・フランク

なーんか、自分の苦手な分野だけど、ちょろっと知ってみようかな~なんていう洋書を数冊購入しました。子ども向けだけど、私は子どもの頃本を読んだ記憶がほとんどなく、偉い人などの伝記とか全然読んでなかったので、今さらですが。3冊購入したうちの、今日は1冊をご紹介します。

The Story of Anne Frank

洋書のタイトル『The Story of Anne Frank』。さすがにアンネのお話はだいたい聞いて知っていました。第2次世界大戦中の悲劇の一つですね。このころには私はまだ生まれていませんし、戦争すら体験したことがないのですが、ナチスが出てくる映画やユダヤ人迫害、収容所などの映画や本を読むだけで、まさに「身の毛がよだつ」というのでしょうか。そんな時代に生きなければならなかった人々。特に子どもたちを思うと胸が痛みます。

子どもはうるさい、騒がしいのが本来の姿であり、またそうでなければどこか悪いのではないかと疑うものですが、迫害がひどくなってきたころから、物音を立てずに生活することを強要されるというのは、どれほどの精神的苦痛があったかと思います。物音を立てないことだけではないんですよね。いつ居場所を見つけられてしまうかという恐怖。生きているのに、そこに生きていることを悟られてはいけないなんて。

トイレの水を流すと見つかるんじゃないかとか、何か物を床に落としたら見つかるんじゃないかとか・・・大人ばかりでなく子どもも、そういう生活を強いられていたなんて。考えただけでもゾッとします。人間って本当に怖い生き物だなぁと思わずにはいられません。でも一方でアンネのように、人間を信じる気持ちは捨てたくありません。

アンネだけが特別なんじゃない。私たちみんな、特別なんだ。だから人生を大事にしたいなと思う。自分の人生も、自分以外の人の人生も。この洋書はそんなに細かいことは書いていませんでした。だから詳しいことを知っている人には、物足りないかなと思います。英語は読みやすいし、絵や当時の写真がたくさんあること、そして用語の解説もたくさんありました。

YL 1.4
総語数 3,011

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