10月も後半になりました。街のあちこちで、ハロウィンの飾りつけやイベントのポスターが目に入ります。今日はハロウィンにピッタリの英語の絵本と、わかりやすいテーマだから子どもと一緒に楽しめて、人生訓が深くちょっぴり考えされられるテーマの英語の絵本を紹介します。
ハロウィンにおすすめの洋書絵本
私の子どもの頃は、ハロウィンなんてなかったけれど、最近の子どもたちはみんな知っていますね。子どもさんがいるご家庭は、ハロウィンの飾りつけをしているおうちも多いのでしょうか。
仕掛けもある楽しいハロウィンの絵本を紹介します。
Go Away, Big Green Monster!
YL0.3
総語数91
しかけ絵本です。暗闇の中に目、鼻、口・・・次々と現れて、モンスターになります。あっちへ行って!とくり返し、またモンスターはいなくなってしまうという、単純なストーリーだけれど、子どもは喜びます。ハローウィンに最適。
What’s in the Witch’s Kitchen
YL0.4
総語数301
魔女のキッチンには何がある?フタを右に開けるのか左に開けるのか?上に開けるか下に開けるか?方向であらぬものが出てきて、うー!気もち悪い!もう部屋を出ますか?なーんて、しかけがいっぱいの楽しい絵本です。読み聞かせにピッタリ。
The Little Old Lady Who Was Not Afraid Of Anything
YL1.2
総語数718
怖いもの知らずのおばあさん。森へ木の実やハーブを採りに出かけたら、あっという間に夕暮れ。暗い道を歩いていると、何やら変な音が。おばあさんは振り向き、音の正体を見ますが全く動じません。家にたどりつくまでにいろんなモノがおばあさんの後を突いてくるのです。さすがのおばあさんも、奇怪な現象に急ぎ足で家に入り、ドアを閉めます。・・・が、さすが怖いもの知らずのおばあさん。
子どもがわかりやすいテーマの洋書絵本
子どもが喜ぶ絵本は、大人には少々幼稚な内容だと感じたことはありますか?ここに紹介する3冊の英語の絵本は、大人にも充分読みごたえがある絵本です。子どもにもわかりやすいテーマであるのに、奥が深く大人は大人の楽しみ方がある絵本だと思います。
Sylvester and the Magic Pebble
YL3.4
総語数1404
ロバのSylvesterは、変わった石を集めるのが趣味。あるとき赤くて丸い不思議な石を見つけます。その石を持って願い事をつぶやくと、その通りのことが起きてしまうのです。早く家に帰ってお父さんとお母さんに見せようと家に向っている途中、ライオンに出会います。ライオンを恐れるあまり、Sylvesterはとんでもないことをくちばしってしまいます。絶体絶命の情況に追い込まれてしまったSylvester。子を思う親の気持ちがわかる今、ホロリとさせられたストーリー。
Mr Tiger Goes Wild
YL1.2
総語数200
Mr Tigerは今の暮らしを窮屈に感じています。もっと自由になれたら!そこである日、Mr Tigerは思うとおりに振舞ってみることにしました。すると気持ちが楽になりました。しかし街の住人たちは自由にふるまうMr Tigerを歓迎しません。Mr Tigerは一人、街を出て自然がたくさんあり、本当に好きなように暮らせる場所を見つけました。けれどもしばらくすると、何かが足りないことに気が付きます。
The Curious Garden
YL1.8
総語数553
ある街には緑が全くなく、煙突からはいつも煙がモクモク出ていました。この街では外で遊ぶ子はいません。でも一人だけ、雨の日でも外へ出るのが好きな男の子がいました。今はもう使われていない線路を夢中でたどり、見つけた秘密の庭。その庭には今にも死にそうな植物があるだけでした。男の子は次の日から、庭師になりました。一人の男の子の思いつきから始まった行動ですが、目を見張るような変化が起こります。
人生訓が盛り込まれた洋書絵本
子ども向けの教訓めいた絵本に辟易していませんか?それならこちらがオススメです。大人には読むとくすっと笑えたり、意外と奥深くてうーんとうなる人もいると思います。かといって、子どもには難しすぎるということもありません。子どもさんと一緒にお楽しみください。
Two Bad Ants
YL2.5
総語数1182
日本語のタイトルは『2ひきのいけないあり』。ある日、アリがキラキラ光る結晶を見つけて巣に持って帰りました。女王アリはそれを一口齧ってみると、とんでもなく美味しい。一気に食べてしまい、もっとたくさん持ってくるように言いつけます。アリが見つけたのは、人間の家の中にあるお砂糖だったのです。アリたちは夜に家に入り、砂糖をせっせと運びます。そのアリたちのうちの2匹が、その砂糖の入れ物を住みかにしようと悪巧み。けれども2匹のアリには大変な試練が待っていたのでした。ずるいことを考えても、ろくなことないってことですね。
Fish is Fish
YL1.5
総語数535
池に住むおたまじゃくしと小さな魚は、とても仲良しでした。ある日おたまじゃくしはカエルになり、池の外へ飛び出していきました。暫くぶりに池に戻ってきたカエルは、大きくなった友達の魚に外の世界の不思議な生き物たちのことを話します。魚は池の中しか知らないので、興味津々。自分も一度池の外を見てみたいと思い、大胆な行動に出ます。
Harquin
YL2.0
総語数750
きつねの家族が丘の上で平和に暮らしていました。そこにはキツネ狩りをする人間が来ないからです。ここに住んでいることがばれないように、親ぎつねは子ども達に人間が狩りをしている谷へは決して近づかないようにいい聞かせていました。けれどHarquinだけ、そんないいつけを守らずに好奇心で谷へ遊びに行きます。そして狩りをしている人間に見つかってしまうのでした。後をつけられて、住処がばれてしまうと一家皆殺しだというお父さんの声を思い出します。追いかけられるHarquin、どうする?
大人も子どもも一緒に楽しめる洋書絵本を探す楽しみ
英語の絵本は日本語の絵本に比べると、外国語ということもあって大人も一緒に楽しめるものが多いと思います。けれど子どもが小学生ぐらいになり、あまりにも幼すぎる英語の絵本には飽きてきちゃったな~となったとき、洋書絵本の世界を広げられるかで、その後も大きく変わります。
このサイトでは、定番中の定番の英語絵本を紹介するというよりも、あまり知られていないけれど素晴らしい英語の絵本をたくさん紹介しています。
大人向けの絵本や中学生、高校生、大学生でも楽しめる英語絵本も、どんどん紹介していきますね!