図書館に入った英語絵本11冊のうちの4冊、第2弾

7月1日に、行橋市図書館に新しく入った英語絵本11冊の中から4冊の紹介をしました。今回は前回紹介できなかった7冊のうちの更に4冊を紹介します。行橋市図書館で英語の絵本を借りることがあれば、ぜひ手に取ってみてください。

My Light わたしのひかり

My Light: How Sunlight Becomes Electricity

太陽から届く光、夜になるとともされる灯り。いずれも私たちには欠かせないもの。
この絵本は太陽の光の正体、灯りをともすための電気の正体、電気の作り方を紹介しています。ただ紹介するだけではなく、描かれている視点がダイナミックです。宇宙からと地球からの視点、今度はミクロの世界、そして時間軸からの視点。環境問題にも触れています。イラストがとても細かく、子どもでも興味を持って楽しめそうな絵本です。
本文はとても短いです。物足りない人は、あとがきまで読むことをおすすめします。

YL1.8 総語数490語(本文490語、あとがき1600語)

わたしのひかり

行橋市図書館に日本語版があります。英語の絵本が難しく感じたら、こちらを先に読んでから英語を読むと読みやすいと思います。

Energy Island 風の島へようこそ

Energy Island: How One Community Harnessed the Wind and Changed Their World

デンマークのサムソ島(Samsø island)で実際にあったことを絵本にしています。島には住人がいますが、以前は人が暮らすためには本土から電気やガソリンを送ってもらわねばなりませんでした。
この地域は四六時中風が吹いていることを利用して、一人の先生(ソーレン・ハーマンセン)が風車で発電することを考えました。けれど初めは上手くいきません。住人たちは暮らしを変える気はなかったのです。それでも粘り強く足を運んでいろんな人に話をして、数人が風力発電に取り組んでくれることになりました。

そんな折、島に大規模な停電がありました。風力発電をしている家だけに明かりがついているのを目の当たりにした住民たち。この出来事が大きな運動に変わったきっかけになりました。
今では各国から環境問題に取り組む人々が、ひっきりなしに訪れているとのことです。優しいタッチのイラストです。難しそうなテーマですが、ストーリーはわかりやすく語られています。

YL2.0 総語数1470語

風の島へようこそ くりかえしつかえるエネルギー

日本語版のタイトルは「風の島へようこそ」です。この本は行橋市図書館にあるので、英語の絵本と読み比べしてみても良いですね。

Still Stuck もうぬげない

Still Stuck

ヨシタケシンスケ著。日本語の絵本を英語に訳したものです。日本語で読むのとは一味違うのではないでしょうか。英語表現がイラストやストーリーに対してやけに大人っぽく感じるのは気のせい?またそれがおかしくもあり。大人も笑える絵本です。

YL0.4 総語数226語

もうぬげない

私は英語版を読んだ後に、日本語を読みました。母国語だからかもしれませんが、英語版よりも日常に近い雰囲気を感じました。英語だと、滑稽さがより分かりやすく感じました。日本語で読むと表現が日常に近いためかもしれません。けれど著者の一風変わった視点であることには変わりなく、おかしさは英語も日本語も感じることができます。
こちらも行橋市図書館にあるので、借りることができます。

IT MIGHT BE AN APPLE りんごかもしれない

IT MIGHT BE AN APPLE

こちらもヨシタケシンスケ著。男の子がテーブルの上に置かれているりんごを見つけます。でも・・・これはりんごに見えて実はりんごじゃないかもしれない。これは大きなさくらんぼなのかも。もしかしたら皮を剥いても剥いても中からりんごが出て来るのかも。いや実は丸まった赤い魚とか?どんどん想像が膨らんでいき、読者の想像を超えてしまいます。ここまでりんごから想像が膨らませられるとは!

YL2.0 総語数1470語

りんごかもしれない

日本語はまだ読んだことがないので、読んでみたいです。英語版は少し語数が多く、語彙もバラエティに富んでいるので、日本語と併せて読むと良いと思います。日本語の絵本は行橋市図書館にありますので、ぜひ手に取ってみてください。

行橋市の図書館で洋書を読もう

月に一度、英語絵本の会があります。会には英語や絵本が好きな大人が集まります。お互いに英語の絵本を読み合いっこして、英語のことや絵本のこと、作家さんについて好きなことを話します。そんな活動を始めて6年が過ぎました。会にはみんなが面白いと思った英語の絵本を持ち寄ります。特にウケが良かった英語の絵本で、多くの人に読んで欲しいなと思った絵本や子どもたちに読み聞かせしたい絵本を、図書館にリクエストして購入してもらうこともあります。

そのようなことを繰り返すうちに、行橋市の図書館には規模の割には英語の絵本が多くなっていたようで、他の地域から会に参加くださる方から、行橋市の図書館の英語絵本の多さにはびっくりしたというお声を聞くようになりました。今度行橋市の図書館に来られた時に、入口入ってすぐ左側の本棚の洋書コーナーにぜひお立ち寄りください。

英語の絵本を読みたいなと思っても、1人ではなかなか読み進められないときには、毎月第4木曜日にコスメイトで行われる英語絵本の会にいらしてください。参加無料です。図書館にチラシを置いていますので、ご興味あるかたはぜひ!

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