2月の「英語絵本の会」はこんな感じでした。
参加者数が通常並みに
2月の「英語絵本の会」は26日(木)で、見学者を合わせて12名参加でした。先月の20名には相当驚きましたが、12名ということで落ち着いた雰囲気で行われました。
私はいつものように会の進行役。近頃、自ら絵本を読んでくださる方が多くなってきたため、私の出番がありません。喜ばしいことですが、もしかしたら一番読みたいのは私かもしれません。でも誰かが読んでくれる洋書絵本を聞くのも、大好きなので楽しいです。最後には国際交流員のシェリルさんが読んでくれるのですが、メンバーさんは私も含め皆、自分の読み聞かせのときの参考にしようと、熱心に聞き入っています。
今回は先月初めて参加してくださった方2名と、初めて見学にいらした方1名、そしていつものメンバーさん。初っ端に、先月見学にいらした方が自分から読むと申し出てくださいました。嬉しいっ!それがね、読んでくださった洋書絵本がものすごいかわいらしかったのです。かわいくておもしろい。皆が気に入って、図書館に購入リクエストしたほど。
読んだ洋書絵本
では今回、読んでいただいた洋書絵本を紹介していきます。
The Traveling Chameleon カメレオンはいく
今回の1冊目、そのかわいい洋書絵本のタイトルは『The Traveling Chameleon カメレオンはいく』。日本語の絵本に英語訳がついているという類の絵本です。アマゾンでの検索は、日本語タイトルでひっかかってきました。「和書」に分類されているようです。英語と日本語併記なので、英語を読みながら日本語チラ見で、表現の違いを学ぶことができます。
The Emperor’s New Clothes
2番目に読んでくださったのは、常連メンバーさん。タイトルは『The Emperor’s New Clothes』。日本語のタイトルは『はだかのおうさま』。いもとようこさんイラストの昔話シリーズ。いつもは朗読してくださった方の旦那様が、同シリーズの日本昔話を選ばれるのですが、今日は外国の昔話を奥様が選びました。
この絵本、かなりソフトなストーリーとイラストに仕上げられていました。悪人が悪人に見えないところが、いもとさんらしいかも。
The Gentle Lion
3番目の洋書タイトルは、『The Gentle Lion』。これは日本語の絵本がオリジナル。日本語のタイトルは『やさしいライオン』。アンパンマンの著者「やなせたかし」さんの絵本です。
これがね~~・・・・・はぁ・・・・・泣かせるのよ!!
私がもし一人で読んでいたら、絶対大泣きしていました。涙をこらえるのが大変で、目の端っこからチョロっと涙がこぼれてしまいました。そういう絵本です。心暖まるけれど、切なくもなる絵本。
The Little Red Hen
4番目は、洋書タイトル『The Little Red Hen』。昔話、folk taleです。上の画像と同じ表紙だったか定かではないですが、こんな感じのきれいな絵でした。昔話なので、いろんな人が書いているらしいのです。
お話はお子様の教育的要素を含みつつも、ユーモアあふれたイラストで、とても楽しかったです。読み終わった後、絵が素敵だという感想が多々ありました。
Where’s Spot?
5番目は、洋書タイトル『Where’s Spot』。はい、そうですね。ご存知の方が多いと思います。日本語のタイトルは『コロちゃんはどこ?』。子どもたちに人気のお馴染みコロちゃんシリーズの原書ですね。オリジナルは「コロ」ではなく「Spot」なのです。ブチ模様だからSpot。この絵本は先月から来てくださっている新人さんが読んでくださいました。
The Itsy Bitsy Spider
最後に国際交流員のシェリルさんに読んでいただきました。洋書タイトルは『The Itsy Bitsy Spider』。ちっちゃなクモさんという意味です。この絵本の詩についているメロディがあるんですよね。シェリルさんの読み聞かせは、その歌を意識してかリズム感あふれた読み方でした。
英語絵本の会 成長の場・語らいの場
今回は新人さんが2人とも、自分から読んでくださったのがとても嬉しかったです。下手だからといって読まないでいると、いつまでたっても読む気になれません。なぜなら、どんなに上手な人でも(上手だなと思う人ほど)、自分はまだまだだと思うものですからね。「まだ下手だから」という理由で読まないでいると、せっかくの練習の機会を逃していることになります。一人練習もいいけれど、「英語絵本の会」ではネイティブも含め、いろんな英語経験を持った方や英語だけではなく、絵本の読み聞かせ経験豊富な方もいらっしゃいます。すばらしいアドバイスや励ましをもらうことができるのですから、無駄にはしたくないですね。ちょっとの勇気で大きな学びが得られます。
英語絵本の会は失敗大歓迎、みんなで励ましあって成長しあって笑いあって、楽しみながら上達する場です。失敗を恐れている間は、成長もありませんから。はい、それは私自身のことですね(笑)私もこの会ではちょっと勇気を出して、どんどん失敗したいと思います。誰もバカにする人はいません。こんな恵まれた場はそうそうありませんよ。
計6冊の洋書絵本を読みました。途中、英語のクイズもしてリフレッシュ。みんなが知っている単語ですが、思いもしない意味で使われることがあるという単語を選んで、その意味を当ててもらうという遊びです。結構日常的に使われそうなものを選んでもらっています。
その場にいる全員が読むわけではなく、早いもの順で読み聞かせをしてもらっています。全員読まないのは、1冊ずつじっくり話し合う時間が欲しいから。話し合う内容は、ストーリーや著者についてでもいいし、英語表現、単語についてなど、その洋書についてみんなで語り合います。その時間が実は私は一番好きです。こういうのがしたかったのです。楽しいですよ~
この「英語絵本の会」は月に一度、コスメイト行橋(福岡県行橋市)でやっています。コスメイト行橋まで来られる距離にある方は、ぜひ見学にいらしてください。日程などの詳細は、行橋市図書館にお問い合わせいただくとわかります。来月は図書館内で読み聞かせ会も行います。