2016年11月 英語絵本の会 in 行橋

2016年11月24日(木)、コスメイト行橋で11月の英語絵本の会がありました。この日は9名が参加しました。

始めに連絡事項や来年度の活動内容について、少し話し合ってからグループ練習をしました。2グループに分かれて、声に出して読んだり、英語絵本のことや英語表現などについて、情報交換したり教えあったりして、とても楽しいひと時でした。

読んだ洋書絵本の紹介

この日読まれた英語絵本を以下に紹介します。先月も読まれた絵本は除いています。

There Was an Lady Who Swallowed a Fly ハエをのみこんだおばあさん

洋書のタイトルは『There Was an Lady Who Swallowed a Fly』、日本語のタイトルは『ハエをのみこんだおばあさん』。これはナーサリーライムです。日本でいう童謡とかわらべうたにあたります。これも積み上げ歌といえるかもしれません。積み上げ歌で有名なのは『これはジャックが建てた家』。始めに出てきた言葉をどんどん積み上げていき、最後まで詰まらずに言えるかな~というのも、面白さの1つですね。

この絵本、読み手がはスラスラとテンポよく、気持ちよさそうに読んでくれました。もちろんストーリー自体も面白かったです!最後はショック?!それとも笑える?!

The House 百年の家

 

洋書のタイトルは『The House』、日本語のタイトルは『百年の家』。これはまた、大人な雰囲気ただよう絵本でした。100年という時間の経過を1軒の家を定点観測するような形で、人間の暮らしの変化、自然の移り変わりを静かに描いています。語り手は家。歴史には喜びもあり、悲しみもあります。けれど語り手が家というところで、非常に客観的に冷静に淡々と語られていく雰囲気がこの絵本の魅力といえるかもしれません。

これを持ってきてくれた人は、少しずつ読み進めるとのこと。とても素晴らしい絵本なので、楽しみです。

The Grateful Crane つるのおんがえし

洋書のタイトルは『The Grateful Crane』、日本語のタイトルは『つるのおんがえし』です。この絵本はいもとようこさんのイラストで、世界昔話、日本昔話のシリーズがあります。どれも短めにまとめていて、易しい英語表現とふんわりとしたイラストで、ファンは多いと思います。行橋市図書館にこのシリーズが何冊かあるので、ぜひ借りて読んでみてください!

Good Evening, Dear Moon おつきさんこんばんは

  

洋書のタイトルは『Good Evening, Dear Moon』、日本語のタイトルは『おつきさんこんばんは』です。絵本は乳幼児向けかもしれませんが、英語の絵本なので、これは小学生も中学生も高校生も大学生も大人も読んで欲しいです。とても簡単な単語ばかりですが、こんな風な言い回しがあるんだ、という発見があるはずです。

イラストの月の表情も柔らかです。本当に光がさしているように見えてきます。語数が少ない分、イラストをじっくり見てみたい絵本です。

Do You Want To Be My Friend? ね、ぼくのともだちになって!

  

洋書のタイトルは『Do You Want To Be My Friend?』、日本語のタイトルは『ね、ぼくのともだちになって!』です。エリック・カール作です。まず、日本語の絵本ですが、英語に比べて非常にシンプルです。英語版はもっと文字があります。

ねずみが友達になって欲しくて、いろんな動物に声をかけます。声をかけた動物はしっぽだけ見えています。読者は尻尾を見て何の動物か推測するでしょう。たまに何かわからないものもあり、面白いです。次のページで姿が現れます。声をかけられた動物達は、英語でははっきりと意思表示しています。日本語はありませんけれど。面白いですね。この絵本の一番の面白さは「絵」にあるから、それもありでしょうね。一番最後にあっと驚きます。そしてきっと、最初のページを見て、またあっと驚くかもしれません・・・。

The Greedy Python

洋書のタイトルは『The Greedy Python』です。いくら検索しても日本語訳が見つかりませんでした。日本語版は出版されていないのかもしれません。

たまたまですが、こちらも飲み込むストーリーです(笑) 1冊に紹介したのはおばあさんがいろいろ飲み込む話でしたが、こちらは大きなヘビPython(ニシキヘビ)がおなかを空かせて、いろいろな動物を飲み込んでしまうお話です。最後のシーンは読む人により感じることは様々でしょうが、私は怖かったです><;

When Sophie Gets Angry – Really, Really Angry ソフィーはとってもおこったの!

  

洋書のタイトルは『When Sophie Gets Angry – Really, Really Angry』、日本語のタイトルは『ソフィーはとってもおこったの!』です。イラストが非常にカラフルです。そして怒りや平穏が色と絵で大胆に鮮やかに描かれています。始まりは姉妹げんか。怒りはMAXに達し、火山が噴火するごとく、Sophieも怒りが爆発。家を飛び出します。それからのSophieの足取り、感情の移り変わりに、読者も同化して、爽やかな風さえ感じるかもしれません。

おわりに

今回は来年度の活動についても、少し話し合いました。来年度はもっと行橋市内での活動に力を入れていきたいと思っています。いつもの読み聞かせ会とは違った形の、楽しい読み聞かせ会を計画しますので、たくさんの方に見に来ていただきたいと思います!

次回12月22日(木)は読み聞かせ会です。14時半から、行橋市図書館の赤ちゃん絵本コーナーで行います。参加無料、予約も不要ですので、ぜひお越しください。

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