はじめての英語多読2・ORT Traditional Tales・やさしい洋書シリーズ

多読を始めたばかりの人におすすめの、Oxford Reading Tree Traditional Talesの洋書を1冊ずつ紹介しています。今回は第2回目です。前回はLevel1からLevel2までを紹介したので、この続きLevel3から始めます。

前回の内容は下の記事をご覧ください。

はじめての英語多読1・Oxford Reading Tree Traditional Tales・やさしい英語シリーズ

Oxford Reading Tree Traditional Tales Level3からLevel5まで

私が購入したのは上の20冊セットです。全シリーズ40冊なので、丁度半分になります。20冊セットには1冊解説本がついています。多読をする分には、見る必要のない本です。

本の表紙画像をクリックするとアマゾンで購入できます。お気に入りを見つけたら、忘れないうちにご購入を。

私が実際に読んだ20冊をレベル順に紹介していきます。今回はLevel3からLevel5です。

   Chicken Licken / Right for Me Level3
YL0.3、総語数186
上で紹介した20冊セットでは、1冊に2つのお話が入っています。2つのお話のタイトルは『Chicken Licken』『Right for Me』です。『Chicken Licken』は昔話の『Chicken Little or Henny Penny』を元にしたお話です。木の実が落ちてきたのを空の破片が落ちてきたと勘違いしたニワトリが騒ぎたてるお話です。『Right for Me』は『Goldilocks and the Three Bears』を元にしたお話です。女の子がクマの家に入り込み、子熊のスープを飲んだりベッドで眠ったりするお話です。画像は1冊1話になっていますのでご注意ください。
   Tom, Dad and Colin / Hans in Luck Level4
YL0.4、総語数330
20冊セットでは、2話が1冊に入っています。タイトルは『Tom, Dad and Colin』と『Hans in Luck』です。1冊目の『Tom, Dad and Colin』は昔話の『A Man, A Boy and A Donkey』を元にしたお話です。『Hans in Luck』はグリム童話の中のお話の一つです。画像は1冊1話になっていますのでご注意ください。
The Magic Paintbrush Level5
YL0.5、総語数328
中国のお話です。お金持ちの農夫が、少しのお金で人々をこき使っていました。人々はろくに食べる物も買えません。ある日、農夫の元で働く少年が、痩せたおじいさんに出会います。おじいさんはお腹が空いているようだと思った少年は、おじいさんに自分が食べようと思っていたたった一つのパンをあげました。お礼にとおじいさんがくれたのは絵筆。実はこの絵筆は魔法の筆だったのです。強欲な農夫はその筆を見て欲しがります。小学3年生ぐらいに日本語を交えて読んであげると楽しんでもらえそうです。
Jack and the Beanstalk Leve5
YL0.5、総語数360
『ジャックと豆の木』のお話です。ジャックは牛と引き換えに、謎のおじいさんから豆を5粒もらいます。その豆が一晩で成長し、巨大な蔓が空へ伸びていくのです。ジャックはその蔓を登って、雲の上に住む巨人から財宝を盗み出すという昔話です。イラストがかわいくて巨人の恐ろしさはあまり描かれていませんでしたが、小さな子どもにもわかりやすいストーリーでした。
Oh! Jack Leve5
YL0.5、総語数335
イギリスの昔話『Lazy Jack』が元になっています。Jackは一日中家で座ったままなので、お母さんが外に働きにいったらどうかと言います。Jackはその言葉どおり、仕事を見つけて働きに出かけます。働いた分のお給料をもらって帰りますが、途中でお金を落としてしまいます。お母さんはちゃんとポケットにいれておきなさいと言います。次はまた違う仕事へ出かけます。働いた分のお給料はお金ではありませんでした。言われた通りにポケットに入れると・・・。言われたことしかできないJackの様子は子どもが見てもおかしいようで、小3の子どもはかなり面白がって笑っていました。
The Moon in the Pond Leve5
YL0.5、総語数335
アフリカン・アメリカンの昔話の中の、Brer Rabbitのお話です。うさぎがクマとキツネをだますという、驚きのお話です。うさぎはキツネより賢いの?しかもワル。クマもキツネも途中で気の毒になるほどでした。

次回はこのシリーズの最終回です。Level9まであり、1冊当たりの語数もかなり増えて読み応えも出てきます。

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