今日酒井先生のシャドーイング指導を受けました!もうめちゃくちゃ緊張しましたよ。緊張で口がいつもやっているように動かないし。なかなか密度の濃い30分でした。
酒井先生とは?
酒井邦秀先生は、多読の第一人者。NPO多言語多読(外部リンク)を立ち上げられ、現在は理事長をされています。
著書に
『快読100万語!ペーパーバックへの道 (ちくま学芸文庫)』
『どうして英語が使えない?―「学校英語」につける薬 (ちくま学芸文庫)』
『さよなら英文法! 多読が育てる英語力 (ちくま学芸文庫)』
などがあります。
※上記3冊はAmazonにリンクしています。
英語が苦手だった私は、多読に出会ってすぐに読んだ『快読100万語!ペーパーバックへの道 (ちくま学芸文庫)』に衝撃を受けたと同時に、勇気をもらいました。英語に対して異常な恐怖心や苦手意識、そして何より学生時代に英語で落ちこぼれてしまった過去を持つ私には、再び希望を見せてもらえた1冊でした。
学生の頃、このような優れた英語学習本・参考書の類に出会っていたなら、今の英語好きな私はいないと思います。賛否両論ありますが(否は少数ですが)、狂信することなくマイペースで力をつけ、その後で自分に合う道を切り開いていけばよいと思います^-^ 何事も狂信するべからず。
なぜシャドーイング指導を受けられたの?
「多読多読マガジン」(Amazonリンク)という雑誌の企画です。同雑誌のVol. 2に、「子ども式シャドーイング」の企画が紹介、生徒を募集していました。作文が課題で、私はこれに応募しました。採用されたときは飛び上がるほど嬉しかったです!だって、酒井先生は多読・多聴の第一人者ですから。これから約1ヶ月続きます。
たしかこれに採用されたときは、まだ酒井先生にはお目にかかっていなかったはず。この後、数回お会いする機会に恵まれました。
なぜ私が採用されたかはわかりません。けれど恐らく、このとき「文章を磨くことって、チャンスをつかむためにはとても大事だな」と初めて感じたときでした。
シャドーイング指導を受けた感想
Skypeでの受講だったのですが、あの酒井先生に自分の英語の発音を聞いてもらうというだけで、もうめちゃくちゃ緊張しました。いつもどおりにすればよいだけなのに、どうしてあんなに緊張したのか、自分でもよくわかりません。次回からはもうちょっとリラックスできれば、と思います。
指導が始まると早速、先生から「シャドーイングしてください」との指示がありました。私はMP3プレーヤーでイヤホンをつけてやったので、先生には私の声しか聞こえないようにしていました。本当は録音も同時にされることになっていたようですが、うまくいかなかったようで、後日、私の音声を自分で録音して送ることになりました。
自分の発音は録音して聞くべき
音声を送るために、はじめて自分がシャドーイングしている音声を録音し、自分の発音を聞きました。やってみて感じたのですが、絶対に自分の発音は録音して聞くべきです。自分が英語を発しているときに「これぐらい言えているだろう」と感じているよりも、全然できていないことがわかるからです。1カ月トレーニングして、どれだけ成長できるか楽しみです。1カ月後も録音して聞き比べしたいです。
先生が私の発音を聞いた後、現時点で何が問題かを指摘してくださいました。多聴多読マガジンVol2.のToilets Through Timeをしたのですが、私にはゆっくりの素材だったので、トラック30のLeonardo DiCaprio & Matt Damonをシャドーイングしてみるように言われました。で、これははじめてやる素材だったのですが、見事に詰まってしまい、「すばらしい」なんて言われました。「すばらしい」の意味は「おとな式」になっているということみたいです。つまり典型的な日本人の発音ってことですね。あはは^^;
発音矯正の劇薬は・・・
アワアワ(ついていけなくてモゴモゴと何かわからないことを言ってしまうこと)にもなってなくて、劇薬として「Back to the Future」を処方されました。ドクが話すスピードは200wpm以上らしいです。劇薬処方というのは、私の能力を超えた教材で練習させるということです。今日までで何回か練習をしました。速いけど、繰り返すうちにある程度は聞き取れるようになってきました。それでも途切れずに、聞こえたとおりにアワアワと声にするのって難しい!ドクはいつ息継ぎしているんだって言うくらいしゃべるしゃべる。会社の昼休みにウォーキングしながらやるんですけど、訳のわからないことをモゴモゴ言ってる変な人になっていると思います。
私の発音の問題点とは
私の発音はきれいすぎる、練習のしすぎって言われたので、あまりやりすぎないようにしようと思います。そうはいっても楽しいので、英語を聴いていないときは、いつも難しい発音を思い出して「あれはどうやって発音するのかな」と考えたり、英語の歌でうまく歌えないフレーズとか歩きながら歌ってみたりしています。細部まできちんと発音しようとする私の癖を、見事指摘されたので驚いています。ネイティブはそんなにきれいに音を出さないと言われました。
たしかに母語である日本語を話すとき、第二言語として日本語を話す人と比べると「文字通り」に発音していない時があるように思います。例えば「とうふ(豆腐)」という単語は、「う」を「ー」に変えて「トーフ」と発音するのが日本人です。ひらがなで表した通りに発音すると、ちょっと不自然な音だし発音しにくくなります。
つまり「英語の発音がきれいすぎる」というのは、一単語ずつきれいに発音しようとし過ぎていて「トーフ」を「トウフ」って発音するのに似ていて、こなれ感がないですね。 練習しながら違いについても考えていきたいと思います。
雑誌掲載!私の英語音声も付録のCDに!
今回のレッスンのまとめが多聴多読マガジンVol3.に掲載されています。私の練習音声も付属CDで聞くことができます。