4月の英語多読 おすすめの洋書 2016年

2016年4月に読んだKindle洋書と紙の洋書から、特に面白かったものをピックアップしました。今月は子どもの小学校入学で、なかなか読む時間がとれませんでした><;

英語初心者向けから中級者向けまで、レベルはいろいろ。ジャンルもいろいろです。実際に私が読んだ中から、読みやすい英語表現とストーリーの面白さで★★★★☆以上の評価をつけた洋書だけを選びます。

本の表紙画像をクリックするとアマゾンで購入できます。お気に入りを見つけたら、忘れないうちにご購入を。

注意:「YL●●●」は絶対的な基準ではありません。参考程度にお考えください。また、総語数できりのよい数字のほとんどは概算です。

YL0.0-1.0 簡単なレベルの洋書で英語がスラスラ読める感覚を体験しよう

英語がスラスラ読めて嬉しいと感じる経験は、想像以上に英語に対する姿勢を前向きにしてくれます。その気持ちが継続へつながります。

『This Then That Opposites Books for Kids』 Kindle洋書
YL0.1、総語数58
反対言葉を視覚的に理解できます。ストーリー性はありませんが、ちょっとした隙間時間に見たり、子どもと一緒に楽しんだりするのがおすすめです。
『Your First Golf Lesson』 Kindle洋書
YL0.7、総語数330
クマの親が子どもに、ゴルフにたとえて人生訓を語ります。子への愛情が見え隠れして、ちょっぴりジーンとくるお話しです。

YL1.1-2.0 「英語だから読んだ絵本」 それが出会いになる

絵本は子どものためだけの本じゃないことが、実際に読んでみるとわかります。今さら読めないと感じる絵本も、英語なら・・・。それが素敵な出会いや気付きにつながります。

『On Your Marks, Get Set, Go!』 Kindle洋書
YL1.3、総語325
Ladiという名の女の子と、Liz(とかげ)とCam(カメレオン)が誰が一番早く動けるかという話になり、よーいどん!で競争します。大自然の中で気ままに遊ぶシーンを見るうちに、知らぬ間にホッと心が緩んでいました。
『Eli’s Balloon』 Kindle洋書
YL1.3、総語数435
「大きくなったら何になりたい?何にでもなれるのよ」というお母さんの問いに、子どもは考えます。考えて考えて、想像はとどまるところを知りません。自由な発想で、大人になったら・・・と思いをめぐらせている楽しいお話です。
『Little Daruma and Little Tengu』 紙の洋書
YL1.5、総語数700
日本語絵本の英語版。日本語のタイトルは『だるまちゃんとてんぐちゃん』です。だるまちゃんとてんぐちゃんは、とても仲良し。仲がよくていつも一緒にいると、似てくると思いませんか?この二人もそう。だるまちゃんが、てんぐちゃんみたいになりたくて、家に帰ってお父さんにてんぐちゃんのような○○が欲しいと頼むのでした。けれど簡単にはいきません。あっと驚く展開が面白いです。
『ONE HUNDRED EGGS FOR HENRIETTA』 Kindle洋書
YL1.6、総語1,573
農場ではイースターの催しとして農夫さんのアイデアで、エッグハントをすることになりました。100人の子ども達を招待するのです。卵を産むのはにわとりの役目。けれども100個という数が多すぎて間に合いません。もう時間がない!人手(人ではないけれど)がない!さあどうする?!平和で気楽に読めるストーリーでした。
『Talisha Snow White & her little munchkins』 Kindle洋書
YL1.6、総語1,645
ある寒い雪の日の夜、ドアの外に赤ちゃんが置かれていました。赤ちゃんを包んでいる布には「Talisha」という文字が。みつけた夫婦は子どもを「Snow」と名づけて育てることにしました。夫婦はパン屋を営んでいて、Snowが成長してからはお店を手伝うようになりました。そのお店へ、働きたいという謎の女性が現れました。絵が綺麗でストーリーもしっかりしているのですが、やや展開に雑さが感じられました。
『The Ogre And The Master』 Kindle洋書
YL1.8、総語1,455
オーガという鬼は、村を襲っては人間を食べていました。ある日、宙に浮かんでいるカンフーの達人を見て、弟子入りすることになりました。厳しい修行の始まりです。修行が進んでいくうちに、首をかしげたくなる流れになってきます。それを楽しめるかどうかですね。ラストは衝撃でした。

YL2.1-3.0 英語の文章でストーリーを楽しむレベル

洋書には結構あるパロディが面白かったりする。1つの価値観にとらわれない自分になる、よいきっかけになるかも。

『The Three Little Wolves and The Big Bad Pig』 紙の洋書
YL2.5、総語数1,253
邦題『3ひきのかわいいおおかみ』。これは『3びきのこぶた』のパロディです。しょっぱなからお母さんおおかみの悪顔に笑い、それとは間逆のおおかみの子ども3ひき。かわいくて礼儀正しくて、どうみても育ちのよい犬にしか見えません。お母さんおおかみから、家を建てて自分たちでやっていきなさいと言われるのです。家を建てるとやってきたのが悪いぶた。絵を見る限り、おおかみの子ども達よりも強そうです。そして本当に3ひきのおおかみの子ども達を震え上がらせるのです。家を壊されては建て・・・を繰り返すうちに、話は意外な展開へ。全く予想できなかった結末に唖然としてしまいました。

YL3.1-4.0 難しい単語があっても、どんどん読む訓練をする

今月このレベルは1冊です。意外と難しい言葉がたくさんでてきます。そんなとき、どんな読み方ができるか?英語だって目的によって読み方を変えるのがあたりまえ、と気付くことも必要ですね。

『The Storm Book』 紙の洋書
YL3.7、総語数1,164
熱く乾燥した空気から一転、黒い雲が空を覆い、稲妻と横殴りの雨。そして嵐が去った後の輝き。その過程が豊かな言葉遣いで表現されています。自分がそこで実際に見ているように感じたり、においを感じたり、音まで聞こえてきそうでした。

YL4.1 以上 心理描写が繊細なストーリー

児童書レベルになると、かなり繊細な心理描写も出てきます。大人でもかなりの読み応えを感じます。

『Heartland 11 True Enogh』 紙の洋書
YL4.5、総語33,384
Boxerという馬がAmyの牧場にやってきました。AmyはBoxerが環境に馴染もうとしないことを心配します。Boxerの持ち主家族を訪ねると、なにやら不穏な空気。AmyはBoxerを救いたくて家族と関わりたいのにシャットアウト。Amyは悩みます。一方Tyとの関係も、1つだけ気がかりがありました。話が進むうちに二つの問題の共通点が見え始めます。家族の問題、馬の問題、そして新たな道を開いたAmyの乗馬コンテスト。この巻もかなりの読み応えでした。

来月もおすすめ★4以上を紹介していきます。お楽しみに!

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