子どもの目線で見たベトナム戦争

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The Wall

洋書のタイトルは『The Wall』です。ベトナム戦争で亡くなった人たちの名前が刻まれた壁がワシントンにある。この絵本の主人公の男の子は、おじいちゃんの名前を見つけに、男の子のお父さんとワシントンを訪れる。なかなか名前が見つからない。たくさんの名前の中から見つけるのは、大変なこと、と同時に、なかなか見つからないほど、戦争の犠牲者がいるという事実。

二人が壁の前にいる間にも、いろんな人がいろんな思いを持って訪れている場面に出会う。お父さんがおじいちゃんの名前を見つけた。じっとして壁の前から動かないお父さん。お父さんも男の子も、この壁に刻まれたおじいちゃんを誇りに思う、と口にします。だけど男の子は、本当はそんなことよりもむしろ、今も生きていて、手をつないで一緒に川までお散歩に行ってくれて、寒いからボタンをしめなさいね、なんて言ってくれたほうがよかったのに、と思うのでした。

そうだよね、本当に・・・。

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