英語絵本のおはなし会@リブリオ行橋・3年ぶりの開催は空の下で

行橋市内で活動する「英語絵本の会」が10月27日、3年ぶりに英語絵本のおはなし会を行いました。
新型コロナ感染が拡がって以来のことです。感染のリスクも考え以前のように30〜40名規模のおはなし会ではなく、同時刻に図書館を訪れた人に立ち寄っていただければと思い、大々的に宣伝はせずこじんまりと行うことにしました。

3年ぶりの英語絵本のおはなし会は初のテラスで

リブリオ行橋の図書館は、児童書のある2階からテラスへ出ることができます。真夏や真冬は野外での読み聞かせは辛いですが、10月の終わりはちょうど良い気候。
この日、空にはそこそこ雲があり、過ごしやすい日でした。

新型コロナの感染状況を気にしながらの準備だったので、大々的に宣伝することはせず、ひっそりとチラシを図書館に掲示してもらうだけにしました。
当日は第4木曜日の昼間で平日ということもあり、図書館内に来場者が少なく、特に子どもが見当たりません。「見に来てくれる人がいなくても、私たちだけで楽しもう!」と話していましたが、本当にそうなってしまうかとも思われました。

しかし図書館の職員さんやメンバーの方が、来場者さんたちに声をかけてくれたおかげで、親子4組、大人1名合計9名の方に来ていただきました。ありがとうございました!

英語絵本のおはなし会で読んだ絵本と紙芝居

この日に読んだ英語の絵本や紙芝居を紹介します。

『Poop』


Jerry Martin (原著), みやにし たつや (著), ジェリー マーティン (翻訳)
鈴木出版 (2018/2/28)

英語版「Poop」
宮西達也の絵本「うんこ」の英語版。

未就学児から楽しめる絵本。宮西達也作、英語版です。絵だけ見ても話がわかるし、おそらくこれは国籍関わらず笑える絵本でしょう。Poopとは「うんこ」という意味。金魚、カラス、青虫など、いろんな生き物が登場し、その生き物たちはどんなPoop?という問いに対して、答えを開示していくパターンで進んでいきます。いろんな読み方を楽しめそうな絵本です。

 Noodleheads See the Future


Tedd Arnold (著), Martha Hamilton (著), Mitch Weiss (著)
Holiday House (2017/1/30)

Noodleheadは造語で、表紙に描かれているキャラクターがNoodlehead。何かに似ていると思いませんか?パスタやマカロニのように、頭が筒状になっています。それでそのような呼び名がついたのでしょう。マカロニのようなキャラクターが2人いますが、彼らの面白さはイディオムが通じないこと。文字通り受け取るところです。そこで笑いをとって、子どもたちに本当の意味を覚えてもらおうという趣旨でしょうか。ジョークの意味が分からなければ笑えないですが、読み聞かせをするときは、わかってもらえるような工夫をするので、楽しんでもらえたかな?

Circle


Mac Barnett (著), Jon Klassen (イラスト)
Walker Books Ltd (2020/2/6)

おはなし会ではまず、英語版の「Circle」を読みました。その後続けて日本語版「マンマルさん」も読みました。登場するキャラクターは、「まる」「さんかく」「しかく」。イラストがシンプルなのですが、やけに表情豊かです。それぞれのキャラクターが光ります。ストーリーも至ってシンプルなのですが、どことなくおかしいのが魅力。

「マンマルさん」
英語版「Circle」、日本語版「マンマルさん」の両方を読みました。

マンマルさん


マック・バーネット (著), ジョン・クラッセン (イラスト), 長谷川義史 (翻訳)
クレヨンハウス (2019/5/27)

日本語訳は長谷川義史で、大阪弁。クラッセンが描くイラストにマッチしていると感じるのは私だけ?大阪弁の絵本を読むときは、なんとなく関西生まれ関西育ちの私の役目と思い込んでいました。でもそうである必要性がない気がしてきたので、今回は「読んでみたい!」というメンバー2人と私の3人で読みました。

How the Mountain Witch was Eaten Up たべられたやまんば


松谷 みよ子 (著), 二俣 英五郎 (イラスト),
童心社

英語の紙芝居のはじまり
英語の紙芝居が始まります。
英語の紙芝居
英語の紙芝居を読んでくれたのは、行橋の国際交流員のリマさん。

この日読んだのは「たべられたやまんば」の英語版「How the Mountain Witch was Eaten Up」です。図書館で借りた紙芝居の木の枠がいい感じ。1人の老婆に出会った小僧さん。食事に招かれますが、行かない方がいいと止める和尚さん。でもどうしても行きたがる小僧さんに、和尚さんはお札を渡します。

3年ぶりのおはなし会を終えて

久しぶりだったので、みんなそれなりに緊張していたと思いますが、落ち着いて見にきてくれた方々の反応を楽しむ余裕があったように感じました。今回は1冊の本を数人で分担したのですが、マスク着用ということもあり、分担したのは正解でした。マスクをしたままの読み聞かせは、表情を見せられないだけではなく、読み手は息苦しいです。
でも分担することで、長い間読み続けなくても良かったので、短い時間でも息を整える時間がありました。

短い時間でしたが、みんなそれぞれの力を出し切った感じで、終わった後の話声はマスク越しに明るく清々しい声が聞こえました。

英語絵本の会のメンバー
おはなし会はこのメンバーで行いました。
おはなし会のメンバー
お疲れさま〜。交代で撮影したので、2枚掲載。

次回の予定

11月24日(木)の13:30〜15:00です。通常の活動になります。1人1冊英語の絵本を持参して、みんなで読んで楽しみます。普段人の前で英語の絵本を読むなんて、あまりないことだと思います。私たちも同じ。ひと月に1回でも人前で英語の絵本を声に出して読んでいると、だんだん恥ずかしさもなくなってきます。

声を出して笑い、会話をして、1時間半を楽しく過ごしませんか?

場所はリブリオ行橋の3階スタジオBです。参加は無料、お待ちしています。

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