訳者の世界観と共通項【6月英語絵本の会】

5月26日(木)は、リブリオ行橋で英語絵本の会を行いました。
久しぶりに図書館の「おはなしの部屋」で英語絵本のミニ読み聞かせ会もしました。2組の親子を含め5名の方にご参加いただきました。

休眠から目を覚ますように

コロナ禍で何か月も活動をお休みした時期もありましたが、ようやくおはなし会を始められる状況になり、私たちも長い眠りからボチボチ目を覚まそうとしています。
しばらく人前で読み聞かせをしていないと、勘が戻るまでに時間がかかりますね。現状もまだ以前のようなおはなし会を開けるわけではないので、少しずつ身体を慣らしていこうと思います!これから第4木曜日、午後2時半ごろからリブリオ行橋2階の「おはなしの部屋」で15分か20分ほどですが、英語絵本のミニ読み聞かせ会をしますので、よければ見に来てください。

今回読んだ英語絵本を紹介

全て紹介はできませんが、この日読んだ中から英語絵本を数冊紹介します。

Noodleheads See the Future

登場キャラクターは「マカロニ」で、漫画仕立てでマカロニ兄弟のストーリーが繰り広げられます。とはいえ、すごい冒険をするとかではなく、ちょっと抜けてる二人のやり取りが笑えてほんわかする内容です。慣用句も出てくるのですが、文字通りの意味にとらえてしまって読者の笑いを誘います。

Circle

ジョン・クラッセンのイラスト、日本語訳の絵本が人気なので「あっ!知ってる!」という方は多いかもしれません。長谷川義史さんによる大阪弁の和訳が面白いですね。こちらは英語の絵本なので大阪弁の面白さはないですが、キャラが際立っていてやっぱり面白いです。丸と三角と四角が出てきます。タイトルはCircleなので、主人公は丸。シリーズで三角・四角のストーリーもあります。日本語と読み比べると楽しいと思います。

The Little House

この絵本はおよそ75年前に出版されて以来、たくさんの人たちん愛されてきました。作者はバージニア・リー・バートン。私は何度か読んだことがある絵本なのですが、人に読んでもらって絵を眺めていると「やっぱりこの絵本、素敵だな」と改めて感じることができました。丘の上に建てられた家と時代の変化を、視覚的にうまく表現した作品です。年齢を選ばない絵本といえます。

日本語訳の絵本には、また別の魅力がある

今年の6月で丸9年活動してきたことになる私たちの間で話題になったのは、英語から日本語への翻訳がもたらすものについて。同じ絵本でも英語で読むのと日本語で読むのとでは、印象が変わります。その理由は言語・文化によるもの以外に、訳者の世界観があるのではという内容でした。

長年いろんな英語絵本、日本語絵本に触れてきた私たちだから、こんな共通項を持って話せるんだなぁと感じました。

6月の予定

6月は24日の第4木曜日、13時半からリブリオ行橋のスタジオBで例会を行います。どなたでもお気軽に参加いただける、しかも無料の集まりですので、興味ある方は遠慮なく部屋にお入りください。
そして14時半からは、リブリオ行橋2階の「おはなしの部屋」で英語絵本のミニ読み聞かせ会を行います。こちらも無料、15~20分程度の短い読み聞かせ会です。入退室自由なので、こちらもお気軽にお越しください。
大人の方だけでも大歓迎です!お待ちしています。

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