2016年2月 英語絵本の会 in 行橋

2月25日(木)、「英語絵本の会」がありました。今回は大人12名、子ども1名の参加でした。
先日の伊万里市図書館 古瀬館長による講演会のお話しと、館長が行橋の英語絵本の会に興味をもたれていた件、今後読み聞かせ会で取り入れたい英語の歌、ペープサートの研修会のことなど、お知らせしたいことがたくさんありました。
お知らせは最後にすることにして、早速小グループでの練習会を始めました。

小グループで英語絵本の読み聞かせ練習

小グループでの練習は、前回から取り入れました。今回は2グループに分かれました。それぞれが持ち寄った洋書絵本を順番に読み聞かせしました。グループ内でどんな風に進めるかは、そのグループに任せています。

一つ目のグループ

私がいたグループです。読む前にさらりとどんな話であるかを説明したらどうかとの提案があったので、そうしました。オチの部分とか、ストーリーを最後まで言ってしまっては面白くないので、読む前の説明はそれなりに考えなくてはなりません。英語だけ聞いても理解するのが難しい場合には、これからどんな話しが始まるのか事前に少し情報を伝えることは、私はよいと思います。

しかし聞き手が物語にうまく入っていけるような説明となると、ある程度説明する訓練が必要ではないかと思います。だからとてもよい練習だと思いました。今後は読む本によっては必要と感じたときには、先に日本語での説明をしたいと思います。読む本によって説明しないほうがいいこともあるし、読み聞かせの後がいい場合があるかもしれません。説明の仕方に工夫が必要なこともあるでしょう。そのあたりはやってみて、その都度考えていくしかありません。そうやってだんだんわかってくることもあると思います。

この日の私達のグループは読み聞かせの後、わかりにくかった部分や、絵本の感想などを述べ合いました。とても楽しかったです。

二つ目のグループ

こちらのグループは、かなり盛り上がっていました。一通りみんなが読み聞かせした後、一番面白そうだった絵本を選び、それをみんなで1ページずつ音読をしていき、わからない部分や解釈の仕方について教えあいました。選んだ絵本は子ども向けの易しい絵本ではありますが、外国語として英語を学ぶ私達にとってはなかなか手ごわい単語がたくさんありました。教科書には絶対に載ってないような単語。英語圏で生まれ育った人ならば、必ず知っている言葉。

国際交流員のAnnaさんに質問をしながら、みんなで意見を出し合って理解を深めていました。とても盛り上がっていたので気になって見に行くと、本当に楽しそうにされていました。この絵本を持ってきた人は「これぞ大人の学びだ!」と満足されていました。私もそんな様子を見ていて、とても嬉しかったです。

『The Giant’s Loo Roll』

その絵本を紹介しておきましょう。タイトルは『The Giant’s Loo Roll』です。日本語のタイトルは見つからなかったので、訳されていないのかもしれません。
とてもリズムのよい英文に、色彩があざやかでかわいいイラストと合わさって、結構お下品な言葉が出てくるにも関わらず、全く抵抗なし。おすすめです。

Annaさんの読み聞かせ

今回は国際交流員のAnnaさんに、2冊読み聞かせをしていただきました。こちらの洋書絵本も紹介しておきましょう。発音や抑揚など、聞いていてとても勉強になります。

『The Snowy Day』

洋書のタイトルは『The Snowy Day』。日本語のタイトルは『ゆきのひ』です。

『Ghosts in the House』

洋書のタイトルは『Ghosts in the House』。日本語のタイトルは『おばけやしきにおひっこし』です。

おわりに 来月の予告

前回からの小グループでの練習はうまく行っていて、参加者から「楽しい」という声をたくさん聞きました。教える立場、教えられる立場が常に決まっているというのではなく、疑問は何でも聞けて知っている人が教えたり、こうじゃないだろうかと意見が言えるという空気はとても素晴らしいです。

行橋市図書館の将来について、先日の講演会にからめて少しみんなで意見交換をしました。私達の「英語絵本の会」は行橋市、行橋市図書館の協力で今まで運営してきました。これからもずっと活動をしていくためには、図書館との関わりがとても重要になってきます。英語絵本の会として活動を続けていくために、図書館作りにどう関わっていくべきか、考えて行動していきたいと思います。

次回は3月24日(木)、1時半から練習会で、2時半から図書館で英語絵本の読み聞かせ会です。ご興味のある方、お時間のある方は、お気軽にご参加ください。参加無料、事前予約不要です。

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