大人が読んでも面白い おすすめの洋書 絵本・児童書 単行本(1冊完結)

1冊完結 大人におすすめ 洋書 絵本・児童書

英語の読みやすさレベル(YL)はマチマチですが、大人が読んでも楽しい子ども向けの洋書をご紹介します。むしろ大人になったからこそ、その洋書に書かれている真意がわかるとも言えるでしょう。絵本というと、子どもの読み物と考えがちですが、実はそうでもないのです。

小さなお子様を育てる過程で、絵本の読み聞かせなどを通じて絵本のファンになる大人がいます。私もそのうちの一人。大人にこそ読んでもらいたいと思う絵本は、本当にたくさんあります。児童書もそうです。英語なので、幼い言葉遣いもそれほど気になりません。以下に大人におすすめの絵本と1冊完結の児童書を紹介します。

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感情に強く訴えてくる英語の絵本 おすすめ

『Dear Mili』
YL4.0、総語数2,197
ヴィルヘルム・グリムがストーリーを書いて、モーリス・センダックが絵を描いています。夫に先立たれた女性は、子どもが何人かいたのですが、一人の女の子以外はみんな死んでしまいました。女性はこの子には守護神がついている、そう思っていました。ある日、戦争がはじまり、女性は女の子を何としても助けようと思い、森の中に隠れていなさいといいました。3日経ったら戻っといで。そういって、女性は身を引き裂かれるような思いで、女の子を送り出しました。女の子は不思議な空間で、おじいさんときれいな女の子と3日間過ごし、帰宅します。家に帰って見たものは・・・そしてその結末に、衝撃を受けたと同時に、グリムとセンダックの素晴らしい作品に深く感動しました。読み終わった後しばらく動けなくなるほどの衝撃を受けたのは、この絵本が初めてでした。
『Library Lion』
YL1.3、総語数1,373
ある日、図書館にライオンがやってきました。この設定が度肝を抜かれます。図書館にはルールに厳しい職員がいます。ライオンがうなり声を出した時に、大きな音を出す者は出て行ってもらうと言われます。その日からライオンはルールを守り、そして子どもたちや職員のお手伝いを始めたのです。ところが館長さんがけがをしてしまい、助けようとしたライオンが、ルールを破ってしまうのです。この後の展開が、とても素敵です。ルールとは何のためにあるのか、守る人はどうあるべきかを考えさせられます。意外なほど大泣きしてしまいました。
『Brundibar』
YL3.5、総語数1,334
ナチス収容所で収容されているユダヤ人たちによって、演じられたというオペラ。絵がカラフルで、それが楽しくもあり逆に怖くもあり。病気のお母さんのために、街にミルクを買いに行く兄妹。お金がなくてミルクを手に入れられない。小さくて力のない存在でも、みんなが力を合わせれば、大きな敵、大きな苦難も乗り越えられる。勇気を出して「助けて」と言おうよ!勇気を与えてくれる絵本です。テーマは重いけれど、小さな子どもでも子どもなりの楽しみ方ができます。4歳の私の息子はこの絵本の大ファンです。重たいテーマがテンポ良く語られています。深く考えてもよし、さらりと楽しんでもよしの優れた絵本です。
『The Best Christmas Present in the World』
YL3.5、総語数1,800
古い机を購入した男性が、引出しに入っていた手紙を見つけます。その手紙には信じられない奇跡が書かれていたのでした。第一次世界大戦のころ、戦場で戦う兵士たちにもクリスマスが訪れます。しばし停戦・・・そして・・・。いてもたってもいられなくなった男性は、手紙の宛先を訪ねることにしました。そこで目にした光景は、愛と戦争を、今も生きている人でした。実話をもとにした物語だそうです。

子ども・大人にも大人気の作家さん おすすめの洋書 絵本・児童書

『Swimmy』
YL1.8、総語数300
Leo Lionniは子どもにも大人にも人気がある作家さんです。私も大好きです。このお話は、日本語で読んだという人は多いのではないでしょうか。
黒くて小さな魚。みんなは赤いのに、自分だけ違う色。なんだか寂しい気もするけれど泳ぎは他の兄弟の誰にも負けない。ある日、大きな魚が来て赤い色の兄弟たちがみんな食べられてしまいました。一人取り残された黒い魚は、大海原へ旅立ちます。そこでかつて一緒に暮らした兄弟たちと同じ魚の群れに出会います。知恵を使うことと勇気の大切さを教えてくれます。
『Pete the Cat and his Four Groovy Buttons』
YL0.5、総語数290
おしゃれな4つのボタンがついたかっこいいシャツが自慢のネコのPete。そのおしゃれなボタンが一つずつ取れてしまいます。大好きな4つのボタンが・・・。Peteの哲学に触れたら、大人もグッときます。クールな歌を歌いながら、子どもと一緒に楽しめる絵本です。
『The Very Hungry Caterpillar』
YL0.4、総語数224
あまりにも有名な絵本。邦題『はらぺこあおむし』。Eric Carleの絵本はとてもカラフルです。赤ちゃんからでも楽しめる洋書絵本ですね。卵からかえったあおむしは食欲旺盛。毎日たくさん食べるのです。葉っぱや果物だけではないのです。次はどんな絵?どんな色使い?と気になって、どんどんページをめくりたくなりますね。
『Owl at Home』
YL1.2、総語数1,500
ちょっとおバカさんなふくろうくんのお話です。読みながら「なんてバカなんだろう」と思いながらも、どこか愛おしくてたまらないのが不思議。子どもに突っ込まれるほどのボケっぷりが見事です。ふざけるにもほどがあるのですが、当のふくろうくんはいつでも真剣そのもの。ここが最大の魅力なのかもしれません。

1冊完結の児童書 大人だからこそ深く感動できる、深いテーマが理解できる

『Baby』
YL4.0、総語数17,441
夏の終わり、Larkinの家にBabyが手紙とともに置き去りにされていました。置手紙には必ず迎えに来ると・・・。Larkinの家族はその半年前に男の子を生まれた次の日に亡くしていたのです。その傷が癒えないうちに、赤ちゃんを迎え入れることになったLarkin一家。愛してしまうと別れがつらくなるので愛さないようにと思っていたのに・・・愛さずにはいられなかったのです。Babyと亡くなった男の子を重ねてしまうことで家族の悲しみがよみがえり、Babyを愛することで心が癒されていく家族に胸を打たれます。悲しくて、でも暖かい。愛したぶんだけ別れがつらくなるかもしれないけど、それ以上に大切な宝物を手に入れることができると、あらためて感じた本でした。
『Dustbin Baby』
YL5.0、総語数38,000
生まれてすぐにゴミ箱に捨てられていたApril。14歳の少女となった今も、自分の過去の重さに苦しむ毎日。自分を捨てたママはどんな人だったのだろうか。本当の自分を分かってくれる人はいるの?幼くして大きな命題を抱えて生きているAprilですが、十代の女の子らしい感性で自分と向かいあって、もがきながら未来を切り開こうとします。扱うテーマが重いため、本当に子ども向けなのかと思ってしまうほどです。大人も十分な読みごたえを感じさせてくれる洋書です。
『Number the Stars』
YL5.0、総語数1,334
ナチス占領下のデンマークのお話です。主人公の女の子Annemarieが危険をおかしてユダヤ人の親友を助けます。戦争は人権そして人命を冷酷に奪い、人の人生を狂わせてしまうもの。戦争が終わってAnnemarieが聞かされた真実に、なんて残酷なのだろうと読んでいて心が痛みました。平易な英語表現を使って、かなり深い内容のお話を書くというので、評価の高い作家さんです。
『Walk Two Moons』
YL5.0、総語数50,279
ナチス占領下のデンマークのお話です。主人公の女の子Annemarieが危険をおかしてユダヤ人の親友を助けます。戦争は人権そして人命を冷酷に奪い、人の人生を狂わせてしまうもの。戦争が終わってAnnemarieが聞かされた真実に、なんて残酷なのだろうと読んでいて心が痛みました。平易な英語表現を使って、かなり深い内容のお話を書くというので、評価の高い作家さんです。

1冊完結 あの映画を原書で読んでみたい おすすめ洋書

『Charlotte’s Web』
YL5.0、総語数31,455
ブタのWilburがハムにされてしまう!この危機を蜘蛛のCharlotteがなんとかしたいと奮闘します。二人の友情がとても素敵。人間の女の子Fernが主人公かと思っていたら、人間は脇役に過ぎませんがFernも重要な役割果たします。
『Frozen』
YL4.2、総語数19,395
Allendelle王国の二人の姉妹、ElsaとAnnaの物語。Elsaは生まれながらに氷を操る魔力を持っていました。ある日その魔力が原因で、妹を傷つけてしまったことから、二人はお城の中にいながらにして、顔を合わすことができなくなります。Elsaの戴冠式の日、久しぶりに姉妹が顔を合わし、昔のような親しさを取り戻せたかと思った矢先、国の運命を変えてしまうような大変なことが起きてしまいます。大人にも子どもにも大人気。邦題『アナと雪の女王』。映画も良かったけれど、小説もとても良いです。映画では泣かなかったところでも、文字を読んで感動で泣けるシーンもありました。
『A Bear Called Paddington』
YL5.5、総語数23,122
邦題『くまのパディントン』。暗黒の地ペルーから密航でイギリスにやってきたPaddington。偶然電車の駅にいたBrown夫妻に声をかけられ、そのまま一緒に暮らすことになりました。一生懸命に覚えた英語、人間社会のルールにとまどいながら、明るく楽しく暮らす様子がとても面白いです。Brownファミリーのあたたかさ、良い友人、それとは反対に良くない人間もでてきます。Paddingtonの天然キャラがたまたま上手くはまったのか、はたまた実はものすごい計算による言動なのかはわかりませんが(笑)、決して相手に飲まれることなく上手にピンチを切り抜けます。Brownファミリーの懐の深さにも感動。長い間読み続けらる理由がわかります。
『JUMANJI』
YL2.8、総語数1,800
両親がお客さんを連れて帰るから家を汚さないようにと言って、出かけていきました。JudyとPeterは外に遊びに行き、細長い箱にJUMANJIと書かれたすごろくのようなゲームを見つけて家に持ち帰りました。どうせもうやり飽きてしまった類のゲームと同じと、高をくくってゲームを始めました。このすごろくには、必ず一人がゴールに達するまでは止めてはいけないという決まりがありました。ふたりはゲームを始めてすぐ、その決まりの本当の怖さを知るのでした。
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