長年英語学習をしていますが、痛感するのは読む・聞く・話す・書くの４技能のいずれも大事ということ。バランスよく伸ばすような学習プランを考えるのが理想だと思います。
私の場合は「読む」は多読、「聞く」はポッドキャスト、「話す」はオンライン英会話、「書く」は英語ブログで練習しています。今回はこの中のオンライン英会話について、ためになる話ではなく、あるある的な体験談を記事にしました。
共感してもらえたら嬉しいです。
英語を話す機会に恵まれない環境でもオンライン英会話がある
私は人口7万人の市に住んでいます。めちゃめちゃ田舎ではないけれど、都会でもない。英語を話す人はいるだろうけれど、そんなに出会いはない。
そんな環境にいます。日常生活で英語の必要性はゼロ。仕事でもほぼ必要なし。
どうしても英語が必要というわけではないので、意識的に英語に触れる機会を作らなくてはなりません。それで私は毎日の生活の中に英語を組み込むようにしています。今はYouTubeやポッドキャストがあって、無料でいくらでもネイティブの英語を聞くことができるいい時代になりました。
でもいくら英語をインプットしても話せるようにはならず、アウトプットの練習は絶対に必要です。昔は対面で行う英会話スクールが主流でしたが、今はオンライン英会話。
すごいですね、部屋から一歩も出ることなしに地球の裏側に住んでいる見知らぬ人ともリアルタイムに会話が楽しめるのですから。オンライン英会話市場は、コロナ禍でさらに伸びたのではないでしょうか。
でもオンライン英会話、はじめの一歩が難しい
「オンライン英会話はスクールよりも断然安く、忙しくてもスクールに通うよりも続けやすそう」って思うんですよね。頭ではわかってるんだけど、「じゃ、始めよう！」といってすぐに行動できるかといえば、そうはいかない人って意外と多いのではないでしょうか。私がそのタイプ。
英語を話すだけでもドキドキなのに、通信でトラブったら自分でなんとかしなくちゃいけない。この二つのハードルがあってなかなか一歩が踏み出せませんでした。
「簡単に英語を話す機会を持つ方法は、もうこの手段しかない」ということで、気持ちと指の回路を切断して、感情抜きで指だけなんとか動かして、ようやく登録したのが「ネイティブキャンプ」でした。
クリックするだけで、海外の人とオンラインで繋がっちゃう。「いやだ＞＜：」「ドキドキ、緊張する＞＜：」という気持ちを抑えて、やっと始められたオンライン英会話。「どんだけ小心者やねん」って思われても仕方がありません。私は友人に電話するのでさえ緊張するタイプで、電話をするのを躊躇するくらい、日本語でも話すのが苦手。
だから「登録する」というハードルは、相当高かったです。「こんなことすらできなければ、一生英語が上達しない」と思って、自分を追い込みました＾＾；
どうやって続けていくかが問題
登録したはいいけれど、レッスンしなくちゃ意味がない。小心者の私は、ネイティブキャンプの「いますぐレッスン」で、今空いている先生を見つけても「レッスンスタート」ボタンを押せずに躊躇、そうするうちに空いている先生がどんどん他の生徒とレッスンを始めていきます。私はパソコンに向かったまま、レッスンもできずに何十分も・・・。「時間の無駄ーーーー！」泣きたくなりました。
予約すれば？
予約をするにはコインが必要で、ノンネイティブなら200円、ネイティブなら1,000円もかかります。できれば無料でレッスンしたい。予約不要・レッスン回数無制限なのがネイティブキャンプの最大の魅力なのに。
慣れてくると、ぼちぼちレッスンができるようになりました。終わったら汗ビッチョリよ。
あ、始めてこのサイトに来てくださった方のために説明すると、私は英会話の初心者ではありません。ただ人と話すのが苦手なのです（涙）。必要以上に緊張してしまうタチ。
20年以上前は、できないなりに英語環境で英語を使って仕事をしていたので、「全く何言ってんのかわかんない；；」というレベルではないです。それでもめちゃくちゃ緊張して、スタートボタンが押せなくて、自分が嫌になっていました（苦笑）。
予習復習を義務にすると続かない
もう一つ私の場合、もともと英語が大の苦手。英語を楽しみとしてなら続けられるけど、勉強になったら辛くて続けられません。私と同じような人にアドバイスがあります。レッスンの「予習復習はしない」。これは真面目に学習してメキメキ上達する人にはあり得ないことだと思います。でも私のように、勉強モードになるとたちまちやる気がなくなって3日ともたない人が予習復習を義務にすると、復習できていないから予習できていないからレッスンが受けられないということになってしまいます。
要するに「ゼロよりはマシ」と考えて、予習も復習もしなくていいと決めて、決めたレッスン数をこなすようにします。それでも4年も続けていれば、進歩はあります。ただしレッスン以外にインプットを習慣化していることが最低条件です。それくらい、インプットは大事ということですね。そうはいっても私の場合、家事をしながらの「ながら聞き」しかしていませんが。
無料予約で強制的にレッスンをすると数はこなせる
ネイティブキャンプを始めて、今で4年と10ヶ月が経ちました。今では緊張はするけれど、以前ほどではなくなりました。それでも「今すぐレッスン」は意気地がなく、モタモタドキドキ。だから私のメインは無料予約ができる新人講師とのレッスンが9割以上。無料予約で先々の予定を埋めてしまうと、あとは時間になったらパソコンの前に座るだけ。感情と指の回路を切断して（笑）、時間が来たらボタンを押すだけの状態まで、セッティングします。そうすると仕事が忙しくない時には、最低でも1日1レッスンすることができます。
仕事があまり忙しくなかった時期は、1日3レッスンできていましたが、今は1レッスンが限界。それでも毎日25分英語を話しているのと、0分なのとは全く違うなと感じます。
5年近くネイティブキャンプで英会話をして実感していること
英会話が上手くなっているかどうかは、自分ではわかりません。でも始めた頃は、ブランクが数日、数週間あると、次にレッスンするのが億劫でたまらなく、また英語を話す回路がうまく回らない感覚になっていました。5年近く経った今は、多忙で数週間ご無沙汰でも次にレッスンする時にあまり緊張しないし、英語を話す感覚の鈍りを感じません。英語の読む・聞くを毎日続けていることも影響していると思います。ある程度話すことに慣れてくると、ちょっと中断しても感覚は鈍らないんだなということを実感しています。
あとは「これを英語で何というんだろう？」って思ったりした時に、沈黙しなくなりました。何というかわからないなら、そのことを伝えればいいし、ズバリ言い表す言葉がなくても物の名前であれば外観や用途など、動詞が出てこなければ別の言葉で言い表すなど、説明がきちんとできるようになりました。「うまく話せなかったらどうしよう」という戸惑いはなくなったと思います。これって大きな成果といえそうですね。決して自分が目指している流暢さには到達していませんが、フリートークで会話が途切れることなく話せているので、順調と言ってもいいかな？
これからも伸ばしていきたいのは、語彙力・表現力・自然な言い回し・適切なワードの選択。それらがもっと上手くできるようになると、今よりずっと話すのが楽しくなると思います。
講師との相性は絶対あると思う
あとは自分の英語力とは関係ないところで、講師との相性はあると思います！まだ慣れていない時は、自分の英語力、またはコミュニケーション力が足りないせいだと思っていたのですが、どうしても会話が噛み合わない人って、同じ日本人同士でもあると思います。それと同じことが、英語講師とあっても何も不思議ではないですよね。
長いことオンライン英会話をしていると、たまにそういう講師と出会うことがあります。そんな時は自分を責めないで、相性のせいにしてもOKだと思います。気にしないことですね。「自分は悪くない」と思うことも、長く続けられるコツの一つだと思います！