洋書多読100万語通過して見えたものは?

祝! 100万語通過

ついに!とても嬉しいです。まさか本当に100万語読めるとはという気持ちと、なーんだ100万語読んだけど、何かが変わったという実感がない…という気持ちです。

100万語通過本

Coming Home (Heartland #1)(Amazonリンク)
Lauren Brooke (著)
出版社 ‏ : ‎ Scholastic (2003/1/4)

YL 5.0
総語数 29,897

100万語通過記念本は『Coming Home (Heartland1)』でした。うわさどおりの本。始めは知らない単語が多く戸惑いましたが、ストーリーが進んでいくと次第に引き込まれていきました。最近は洋書を読むときには、だいたいいつも音読している私。この洋書の後半は、何度も涙で音読できない状態になりました。

最後は外でコーヒーを飲みながらの読了。人目があるのに我慢ができず号泣(なんてこった><;)。私の一番弱い部分をつかれて完全にやられたーとう感じ。動物が好きな人にはおすすめです。

ふ~ついに100万語通過しました。1年と5ヶ月かかりました。長かったけど、途中でやめたいと思ったことは一度もありませんでした。ゆっくりではあるけれどいつも楽しく読むことができたのは、辞書を引かなくてもいいということが大きいと思いました。

私は学生のとき本当に英語が大嫌いでした。だから辞書で単語を調べることも大嫌い。辞書無しでもこんなに英語が楽しめるなんて、もっと早く知っていたらよかった。

多読しながら音読をはじめて、音を出すことの楽しさを知り、シャドーイングを始め、ますます楽しくなってきたところです。いったい私はどこへ行くのか自分でもわかりませんが、その時その時の行きたい方向へ行くのみです!

これまでのところ 101,7324語
200万語まであと 9,82676語

100万語からみた景色

100万語まで到達すると、英語がスラスラ読んで理解できて、まるで別世界の人間になれる気がしていました。けれども実際そこに到達してみると、以前となんら変わりのない自分がいました。

相変わらず読むスピードは遅い、理解できない語彙が多い。100万語到達したからといって、英語が流暢に話せるようにはならない。

ここで「なーんだ」と言ってやめてしまうか、続けるかは本人次第。私は続ける道を選びました。理由は「楽しいから」の一言に尽きます。楽しいから、続けることになんの苦痛も負担もないですし、むしろ楽しいから続けたい。もう今の私には、多読を続けて英語力を高めてやろうという気持ちはなくなりました。楽しいから続ける。それだけです。

けれども多読をしていて英語力には全くつながらないとすると、どうでしょうか。つながってくれるともちろん嬉しいです。今感じているのは、100万語ごときでどうこうなるものではなかったのだ、ということです。もっともっと続けていくと、もしかするとすごいことになっているんじゃないか、という期待は確かに持っています。それは楽しいから続けるおまけとしてあれば嬉しいなという気持ちです。

「もしかしたらすごいことにな」ると考える根拠は、英語が言語だから。毎日英語を読み続けて、語彙が増えないわけはない。たとえ辞書を引かなくても、わかった意味があったことがそれを証明しています。音読を始めたことは、多読をしなければありえなかったこと。多読がしたいから音読もついでにする。音読をし始めると発音が気になる。だから多聴もする。

結果として、多読を続けることで私は多聴も音読も続けることになっています。さて、これは全く効果が期待できないものでしょうか。多聴にしても、ただ漫然と聞き流しているのではありません。「聞くだけで」というのと、基本的な姿勢が違います。楽しむために聞くのですから、意味を理解しようと思って聞いています。あるいはすでに英語で読んで知っているストーリーを聞くので、意味がわかっている英語のリズムや発音の確認にもなるという聞き方です。

今のところ、英語の学力(試験で現れる結果)としては、ほとんど変化がないという感覚ですが、きっと深い根のところでは劇的な変化が始まっている気がしています。200万語、300万語になったとき、また振り返りたいと思います。

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