『ピーターラビットで学ぶ!英語イメージ楽読術』

NO IMAGE

「英語イメージ楽読術」をちょこっと紹介します。

学生時代は英語おちこぼれ、英語の偏差値は40前後。そんな著者が洋書多読を知り、辞書なし文法後回しでも英語がスイスイスラスラ読めるようになった秘密がわかります。キーワードは「楽しむこと」。英語の勉強が上手くいかない人に、「楽しめばいい」というアドバイスをもらう人がいると思います。
そのアドバイス自体はとてもいいのですが、いったいどうやって楽しめるの?楽しめばいいことはわかるけれど、どうすれば楽しいかがわからないと思う人がいるのではないでしょうか。

もともと英語に興味があるのですから、自分がスラスラ~とペーパーバックを読み流している姿を想像したら・・・うふふ^m^ となりませんか?
英語が大嫌い? 私がそうでした。私の場合、「大嫌い!!」の奥には強烈な「英語への憧れ」が隠れていたのです。大嫌いな気持ちが、もしかしたらとてもすばらしい起爆剤になり、英語が大好きになるかもしれません。
この本があなたの心の扉を開き、理想のあなたへ近づくためのきっかけになれると嬉しいです。

Chapter 1 文法も辞書もいらない!

このチャプターでは、文法知識がほとんどない状態で、どのようにして英語を読めばいいのかを解説しています。
文法用語を使わないで、英語をイメージで理解できるようになるためのルールのようなものを書いていますが、無理に覚えることはありません。読みながら例文を見て、練習すると何となくわかるようになってきます。

Chapter 2 さっそく実践!

『ピーターラビットのお話』を原書で読みます。『The Tale of Peter Rabbit』の全文を掲載しています。
少しずつ分けて、チャプター1で解説した方法を使ってイメージで読んでいきます。便宜上、日本語文章で考え方などを書いていますが、自分で読むときにはできるだけ日本語を排除して、英語を読んだら頭の中でイメージ、映像を思い浮かべます。映画を観ているような感じです。

英語を読んで、イメージで理解することはすぐにできるようにはなりません。けれども難しいことではなく、慣れだけの問題です。たくさん練習すれば、「絶対」にできるようになります。理屈抜きでそういう類のものなのです。

『The Tale of Peter Rabbit』の難易度

『The Tale of Peter Rabbit』(『ピーターラビットのお話』)は、とても短い絵本です。邦訳本も出ていますので、読んでみるとびっくりするぐらい短くて易しいお話です。

ところが原書で見ると、学校の教科書や英語の試験勉強しかしてこなかった人には難解です。英語の読み易さをYL(読み易さレベル)という数値で表すと、『The Tale of Peter Rabbit』はYL3.0です。YL3.0というと、英語ネイティブの小学校低から中学年(7-10歳ぐらい)あたりの感覚です。

数値が大きくなるほど難しいのですが、0.1や0.5レベルの洋書絵本もたくさんありますので、洋書多読をスタートする場合は0.1ぐらいからがおすすめです。このサイトでは、洋書多読向きのたくさんの洋書を紹介しています。YLも明記しているので洋書選びの参考にしてください。

link おすすめ洋書

Chapter 3 巣立ちの準備!

『The Tale of Jemima Puddle-Duck』(『あひるのジェマイマのお話』)を英語イメージ楽読術で読む練習をします。
このお話は全文は載せていませんが、『ピーターラビットのお話』と違い、日本語の補助輪を外しています。このチャプターを開くと、ほぼ全部英文であることがわかります。わかりにくいと思われる単語やフレーズには、英語でヒントや意味を添えています。

このチャプターでは、イメージしながら英語を読む体験をすることができます。お手上げになっても大丈夫です。チャプターの終わりに日本語訳がありますので、参考にしてください。

Chapter 4 英単語力が身につく!

このチャプターは、語彙力不足の悩みに応える内容です。洋書多読を続けていると、辞書を使わなくても自然に語彙が増えていきます。しかしもっと効率的に語彙力を伸ばしたいという方に向いている内容です。

私は暗記がとても苦手で、英単語の暗記ができませんでした。試験に出る単語集などいくら見ても、記憶が定着しなくてとても悩んでいました。それにそうやって覚えたものは一面的な単語の意味しか分からず、結局役に立ちませんでした。

このチャプターでは、私が運良く出会った洋書『Instant Word Power』(Norman Lewis著 A Signet Book, 1982)を使って、どのようにして効率的に英単語を覚えていくとよいかを解説しました。洋書多読では単語の本質的な意味を理解する方法で自然に覚えて行きます。それとこの『Instant Word Power』も利用することで、始めてみる単語でも意味の推測がある程度できるようになり、洋書を読むことがさらに楽しくなりました。

画像は『Instant Word Power』のアマゾンページへリンクしています。クリックして購入手続き可能です。

もっと気軽に英語に親しむための第一歩、きっかけとして、ぜひこの機会に拙著『ピーターラビットで学ぶ!英語イメージ楽読術』を読んでいただけたらと思います。「え?こんなんでいいの?」と、肩の力が抜けたならとても嬉しいです。