目に見えるものが全てではない

The Little Island

洋書のタイトルは『The Little Island』です。この間セールで買った洋書絵本。コルデコット賞受賞作品です。

まずとても絵がきれいです。海と島、植物、魚、動物たちが、季節や天候などによる光の効果も加わって、生き生きと描かれています。うちの1才8ヵ月のほこすけは、興味津々に絵をのぞき込んでいました。

お話の内容は、幼稚なものではなく大人にも読み応えあります。広い海にぽっかりと浮かぶ小さな島。海に囲まれたその島には、植物や動物たちが生活しています。あるとき1匹のネコが人間のヨットに乗ってやってきました。ネコはこの小さな島は、世界から離れて孤独に存在していると考えます。

自分(ネコ)は小さいけど、世界の一部なんだ。この島とは違う。そう思います。でもこの島は本当に世界から切り離された島なのでしょうか。島の周りで泳いでいる魚に、ネコの知らない、地上からは見えない世界のことを教えてもらいます。

子どもは深いところまでは考えないかもしれないけど、大人にはまた違った読み方ができるのではないでしょうか。

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