私、認めたくないけど機械モノに弱いのです。当然、PCにも弱い。だからというのはこじつけなんだけど、アップルのCEOだったSteve Jobsさんについて、ほとんど何も知らないといっていいほど、知りませんでした。
顔と名前と所属を、亡くなったときに認識したレベルです。きゃ~><;恥ずかしいけど書いちゃったわ! 確かいろいろ本が出ましたよね。あの手の本も、一切読まなかったのです。先日Kindleストアの洋書コーナーをウロウロしていたら、ゼロ円で読めるジョブズさんについてのKindle洋書を見つけたのです。
Steve Jobs: 101 Facts About Steve Jobs You Probably Never Knew
紙の洋書も、現在は販売されていません。
こちら↑は紙の洋書です。Kindle版は現在販売されていないようです。
ちょっくら読んでみっか、という軽い気持ちでポチって読みました。子ども向けの本だから、非常に読みやすい。難解な表現はありません。スイスイ読めました。そして今頃知りました。ジョブズさんって、ものすごい人だったのですね。「ものすごい」というのは最高に良いという意味と、え~最悪~的な意味も含まれています。
読んでいる途中、ジョブズさんが嫌いになっていく自分がおりました。でも最後まで読むと、好きになりました。カリスマでもあるし、ある意味では真に人間らしい。この洋書にはね、ウィキペディアに載っていない、彼の知られざる一面(2面、3面も?)が書かれているらしいです。何しろいろんな功績を残した人ではありますが、6000語程度にコンパクトにまとめられていて、かつその知られざる・・・も書かれているのだから、肝心の脚光を浴びた部分があっさりしているという内容ではあります。それでも面白かったです。
私のように、あまりPCの類の知識がない人にはちょうどいい。今はゼロ円ではないみたいですが、易しい英語ですぐに読み切れるのでおすすめです。易しい英語をたくさん、に向いていますね。この洋書の最後に、ジョブズさんの名言を引用した部分があります。そこはぐっと英語のレベルも上がっていて、読み応えありました。心の中で「そう!そう!」と深く共感することもありましたし、すごい!さすがや!と思う言葉もありました「さすがや」なんて、言葉にしてしまうと安っぽくなりますが、深い言葉。この人は興味があって関わることに関しては、決してうわべだけ、ということをしないんだなと。
いつでも真剣勝負。全身全霊を傾ける。だから言葉が深いところから出る。だから人々の心の深い部分にまで届く。彼の言葉に非常に共感したことがいくつかありました。そのうちの一つ、
Don’t let the noise of others’ opinions drown out your own inner voice.
「他人の声に惑わされて、自分の心の声を聞き逃してはならない。」
というジョブズさんの言葉にもあるように、自分をとことん信じること。自分の思いに忠実に生きること。誰に何を言われようが、自分の人生は自分の物。他人の価値観で生きるなんて無駄なことをする時間は我々にはないのだ、ということ。そういうことが伝わってきます。
誰かのためではなく、自分のために生きる
間違っていたら、その時点で自分の判断で軌道修正すればいい。誰かに助けてもらうのも、自分が最適と判断した誰かに頼めばいい。誰かに指摘されても、指摘されたから正すのではなく、自分がその指摘が正しいと判断したから正すのだ。そういう風に、自分の人生を生きたい。そして、今私はそういう人生を生きています。
こうなるまでには、生まれてから40年ぐらいかかりました。子ども時代、ありえないほど従順でした。大人になってもそうでした。いつも私は誰かの人生を生きていたのでした。自分の人生を、これから最後の日までエンジョイしたい!死ぬ瞬間を「あ~生ききった!!」と思って迎えたいです。