Penguin Readers Level 3 おすすめの洋書

Penguin Readersシリーズの中では、読みやすさレベルが YL3.0-3.9あたりのLevel 3を紹介します。

このレベルは使用語彙数1,200語、総語数が5,100語から23,000語程度で書かれています。この辺りから、ぐっとレベルが上がった気がするかもしれませんが、ゆっくり洋書を楽しみながらここまで来られたのなら、このレベルに慣れるのもさほど時間はかからないと思います。初めの一歩を踏み出したときは、ここの地点を見上げると手の届かない場所に見えたかも知れませんが、地道に登ってくといつの間にかたどり着いていた、という感覚だと思います。

おすすめの洋書 Penguin Readers Level 3 YL3.0-3.9

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『The Ring』
YL3.4、総語数13,000
物語は平凡なエピソードで始まりますが、実はそこに後のストーリー展開の伏線が張られています。Rafaelが精神異常を来した原因とは何なのか?多くの人の証言により、少しづつ明らかになってきます。13,000語という短いストーリーの中で、ここまで巧みなトリックで読者を惹きつけるミステリーは、なかなかないです。非常に高評価の1冊です。
『Jane Eyre』
YL3.4、総語数7,200
物心着く前に両親を亡くし、親戚の家に引き取られますが、そこでひどい仕打ちに会います。家を出ても幸運にめぐまれないJane Eyreでしたが、学校を卒業後、家庭教師を始めて自分の足でしっかり歩き出します。でもなぜか不運に見舞われ翻弄されます。そんな彼女の人生を描いた物語です。
『The Snow Goose and Other Stories』
YL3.2、総語数12,000
1羽の怪我をしたSnow Gooseを抱えた女の子Frithaと渡り鳥を愛するPhilipとの出会いから始まります。PhilipのFrithaへの秘めた思いと、戦争が二人を引き裂くときに気がつくFrihtaのPhilipへの思いが切ないです。他短編2話が収載されています。
『Matilda』
YL3.2、総語数7,900
ロアルド・ダールの中でも、人気作品の一つ。酷い両親のもとに生まれた、3歳の時には新聞も読めたという天才少女Matilda。Matildaが通う学校にトンデモナイ校長先生がいて、生徒も先生も萎縮しています。Matildaは、両親の人を欺く生き方や校長先生の人を暴力で理不尽に抑えつけるやり方に、我慢ができなくなります。悪い奴らをこらしめたい。そういう思いがMatildaに超能力(?)を持たせます。勉強ができるだけじゃなく、優しさも勇気も持った、頼もしい女の子Matilda。酷い大人をやり込める痛快さが魅力の一つですね。
『Forrest Gump』
YL3.6、総語数10,000
映画化された物語です。Forrestは自他ともに認めるidiot。でもこの物語を読むと、idiotとは何なのかを考えさせられます。Forrestは自分に正直であり、誠実であり、人として間違ったこと、人に咎められるようなことはしていません。ただ何事に対しても、一生懸命。そして大人になりビジネスが大成功、というよりすごい多才。なんでも器用にこなします。ただ人との複雑な駆け引きができないだけで、まともに雨風を受けてしまう、ということなのでしょう。映画のようなボリュームはないけれど、リトールドであると割り切れば、楽しめます。

一つ上のレベルの洋書

link<一つ上のレベルの洋書>Penguin Readers Level 4 YL4.0-4.9

一つ下のレベルの洋書

link<一つ下のレベルの洋書>Penguin Readers Level 2 YL2.0-2.9

link<一つ下のレベルの洋書>Oxford Bookworms Stage 2 YL2.5-2.9

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