<読みやすくて面白い> Oxford Wolf Hill シリーズ 1 <おすすめの洋書 >

子ども向けなのに大人も楽しめる Oxford Wolf Hill シリーズ 1

Oxford Wolf Hillシリーズは、Level 1 からLevel 5 まであり、英語の読みやすさレベルはYL1.2からYL2.5ぐらいまでです。この中からこのページではYL1.0-1.9の範囲にある、Level 1、Level 1 More、Level 2を順に紹介していきます。Level 3以降は Oxford Wolf Hill シリーズ 2で紹介します(リンクは一番下にあります)。

イラストレーターはOxford Reading Treeシリーズと同じで、可愛らしい絵と評判のAlex Brychtaです。このシリーズは、イギリスの子どもたちの読み物で、特に本嫌いの子どもでも読めるようにとの思いで作られています。それだけに、なかなか洋書が進まない、あるいは読書があまり得意ではない人でも、読みやすく面白い内容になるように工夫されています。

Oxford Reading Treeよりも対象年齢は上がり、少し内容が複雑になっています。社会問題など、ちょっと重いテーマも扱い、心理描写も巧みです。大人の英語学習者にとっては、YL1レベルの中では読み応えのある洋書に入るのではないでしょうか。

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Oxford Wolf Hill Level1

『The Hole in the Ground』
YL1.3、総語数1,235語
LozはNan(祖母)と二人暮らし。Lozの紐靴が古くなってしまい、買い替えの時期になりました。どうしても欲しい靴は値段が高すぎてNanに却下されてしまいます。がっかりしているLozを見かねて、Gran(曾祖母)が買ってくれたのです。でも、その靴をなくしてしまったことから怪我をしてしまいました。買ってくれたGranになんて言えばいいのか、大切にしなさいと言われたNanになんて言えばいいのか、気が重いLozです。
『Hidden Gold』
YL1.4、総語数1,092語
1巻でLozが落ちた穴で見つかった地下シェルターを、遊び場にしていた子どもたち。ある時この地下シェルターにカーペットを敷こうとしたとき、偶然古い硬貨を見つけました。今回はこの硬貨を巡って、ちょっとした騒動が起こります。
『The Flying Armchair』
YL1.4、総語数1,084語
アームチェアーが道路に不法投棄されているのを子どもたちが見つけました。子どもたちはそのアームチェアーを道路で転がして遊び始めました。坂道を転がり降りる椅子に子どもたちが乗って、見るからに危険です。そうしてやはり事故が起きてしまいます。
『I Hate Computers!』
YL1.4、総語数1,092語
Chrisはコンピューターが苦手で大嫌いです。ある日、学校でコンピュータを使って新聞を作ることになりました。Chrisは記事を書いて学校に持っていきますが、もう新聞は出来上がっていると言われます。差し替えてほしいと言いましたが、編集担当のNajimaは不在。コンピューターが苦手なChrisですが、どうしても差し替えてほしくて、みんなに黙ってやってしまおうと思いました。ところがとんでもないことになってしまうのです!
『The Night it Rained Chips』
YL1.5、総語数1,139語
校庭に敷き詰めるために木くずが運ばれてきます。ところが運んできたトラック、正門が狭くて入れません。仕方がないので正門に木くずを下してもらい、先生は子どもたちに木くずを校庭まで運ぶのを手伝ってもらうことにしました。ところが運悪く雨が降ってきました。それにもうみんな帰る時間。木くずの山が正門をふさいでいるため、子どもたちはその山をよじ登って門から出て行きました。このまま朝を迎えるのでしょうか。もうどうしようもない状態になってしまったというシーンに、何となく共感してしまいました。
『Toxic Waste』
YL1.5、総語数1,082語
Andyの嫌いなおじさんJoolsが家にやってきました。一緒にいたくなくて、外へ飛び出しました。そして友人と一緒に秘密基地にいると・・・Joolsがやってきました!Andyの気持ちを知ってか知らずか、お母さんは友人を誘ってJoolsと魚釣りに出かけようと持ちかけます。しぶしぶついていくAndy。目的地について、眠い目をこすりながら車から出て川を眺めていると、何やら不審な車がやってきました。いかにも悪事を働いている様子を目の前に、AndyとJoolsは知恵を絞り、協力しあいます。

Oxford Wolf Hill Level1 More

『People Like That』
YL1.5、総語数1,140語
海へ行った子どもたちですが、そこで嫌~な感じの大人に出会います。見ているだけでも不快になるのですが、子どもたちには直接関係ないところでのことなので、まだ笑える余裕がありました。ところが全く無関係なはずのNajmaが、その嫌な大人から変な言いがかりをつけられて、その日一日ブルーな気持ちになってしまいます。こういうの「あるある」という気持ちで読めます。
『Andy The Hero』
YL1.5、総語数1,134語
Andyがお母さんと海へ遊びに来ていたときのエピソードです。引き潮になり、岩場まで行って遊んでいたAndyでしたが突風が吹き、その風で子どもが二人のったボートが沖へ流されてしまいました。Andyのいる岩場の近くまで流れてきたのですが、手が届きません。そうするうちに子どもがひとり、海に投げ出されてしまいました。目の前で起こった事故に、Andyは身体が自然に動きます。Andyはどうなってしまうのでしょうか。
『Fair Scare』
YL1.5、総語数1,230語
街でお祭りがあると聞いたLozは、あまり行く気になれません。お祭りで楽しめるぐらいのお金を持っていないからです。一緒に住んでいるおばあちゃんはきっと、そういうLozを気遣っておこずかいをくれるという風にはならないだろうな・・・とLozは思います。ところが!おばあちゃんは、これで行っておいで、とおこずかいをくれました。嬉しくなって、Lozは友達と出かけました。そこで学校では見ることのない、友だちの意外な一面を見ることに。
『It Can’t Be』
YL1.5、総語数1,021語
近所に住むMorganおじいさんの家に警察がきました。え?まさか?!Morganさん逮捕?!子どもたちは信じられません。銀行強盗の容疑だというのです。みんなが大騒ぎしているときに、Arjoがとても重大な目撃をしていることに気が付きます。
『Blaze!』
YL1.5、総語数1,100語
Gizmoが家族で山に出かけました。そこで迷子になった犬のMaxを探しているときに、Gizmoは偶然素敵な場所を見つけます。後日、友人たちも一緒に山に行くことになり、Gizmoはあの素敵な場所にみんなを連れて行こうと考えます。ところがあの日とは全く違う出来事が起こります。あの素敵な場所も・・・。
『A Good Tip』
YL1.5、総語数1,313語
オープンしたカフェに、いつもやってくる年配の女性。お店の衛生面を考えるとその女性を入店させるのは良くないと言って締め出そうという考えに、Katは反対でした。そんな折、オープン間もないカフェに役所の査察が入ります。査察の結果、なんと設備が不十分なので改良が必要とのこと。改良できなければ、お店は再開できないのです。予算的に無理・・・ということになり、カフェはこのまま閉店となるしかない・・・。そこへ思いもしなかった救いの手が・・・?

Oxford Wolf Hill Level 2

『Funny Sort of Treasure』
YL1.7、総語数1,777語
Miss.Tealのクラスでは地図の勉強のため、先生と子どもたちが校庭にいました。Miss.Tealが前の日から時間をかけて準備したにも関わらず、芝刈りの予定が入っていたために中断。Mr.Sufferyが助けてくれて、再開。一方街では事件が。
『Arjo’s Bike』
YL1.7、総語数1,687語
汚れた運河沿いで遊んでいた若者の悪ふざけで、大切なArjoの自転車が運河に沈んでしまいます。どうしても引き上げたいAjro。お母さんやたまたま通りかかったMr.Sufferyと子どもたちみんな、力を合わせて自転車を引き上げようとしましたが、思いがけないことが起こりました。
『In the Net』
YL1.7、総語数1,623語
LozはGranの誕生日に庭仕事の道具を贈ります。ガーデニングが大好きなGranは、せっせと自分の畑に足を運びます。まさかとんでもない事件に巻き込まれるとは、誰もが思いませんでした。夜遅くなっても家に帰ってきていないGranを心配したNanとLozはGranを探します。
『Million-Dollar Egg』
YL1.7、総語数1,600語
Chrisはお母さんに頼まれて、卵を買いに行きます。お店で買うのではなく、街はずれにあるのどかなところ。畑があって、鶏やロバがいるのです。ここへ行くと、新鮮な卵が買えるのです。Chrisが訪ねたとき、不審な車に不審な人物が。Chrisが帰った後、とんでもないことになったのです。子どもたちとその親たちや、WolfHillの学校の先生もじっとしていられません。街がざわつきはじめます。そんな折、Chrisは事態収束に貢献する、あるすごいものを偶然見つけます。
『The Exploding Parrot』
YL1.9、総語数1,700語
Wolf Hillの学校近くで、不発弾が見つかりました。生徒たち、そして近隣の住民たちは非難しました。撤去作業がいつまでかかるのか不明なため、避難した人たちは不安顔です。非難した人のうちの一人が、家に人から預かっているインコを家においてきてしまったといいます。さっそく救助へ向かいますが、オウムが外に逃げてしまいました。オウムはどうなってしまうのでしょうか。そして不発弾は・・・?
『The Pool Party』
YL1.8、総語数1,726語
Jamie-Leeという嫌味な女の子がいます。彼女はお誕生日に学校の友達を招待するために、招待状をばらまいています。それもGizmoだけ、気に入らないから渡さない、なんていう意地悪ぶり。Lozは招待されたけれど行きたくありませんでした。Jamie-Leeはお金持ちであることをいつも鼻にかけていて、Lozを馬鹿にしたようなそぶりを見せたりするので、気分が乗らないのです。誕生日会、いったいどんな雰囲気になるのでしょうか。

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